発想の出発点が間違っている。間違った認識のままでは永遠に強くならない。
「日本人は身体能力で外国人選手に勝てない。1対1で勝負したら勝てる確率は低い。だから組織力で戦うのだ。」

この発想が間違いなのだと個人的には思う。おそらく、日本人選手たちに、身体能力で外国人選手たちに勝てるようになれ、と要求する人たちは少ないと思う。しかし、現代サッカーでは、ますますアスリート化する傾向がある、という事もそうであるし、ハイレベルな舞台で戦うに時に、日本人選手たちの身体能力というのは、最低限必要なレベルにも達してない選手たちがいるから、あるいは、正しく肉体改造すれば身体能力を高められる余地はまだ残っているのに、それをしない選手たちがいるから、そこに対して、それでは勝てるようにならない、と言っているだけで、上回れ、と言っているわけではない。




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それから、1対1で勝負したら勝てる確率は低い、という事もそうで、その確率を上げる努力をしなければ、日本のサッカーはいつまで経っても強くはなれない。そもそも、1対1どころか、2対1や3対1でも勝てないようでは話にならないし、ゾーンディフェンスをするにしても、緩いゾーンディフェンスから強いゾーンディフェンスに変えるためには、個々の選手の1対1がもっと強くならないと話にならない。アタック&カバーやマークの受け渡しを確実にやれば、とは言っても、それをやった先の1対1の局面のところで負けてしまっていたら、そこでのプレイが緩かったら、やはり、お話にはならない。

ポゼッション・サッカーをやるにしても、そこにはハイプレスという事がセットでなくてはならないし、攻撃に人数をかける、という事は、当然、カウンターを受けるリスクは高まり、カウンターを受ける、という事は、数的不利や数的同数で、あるいは、数的有利でも1枚ぐらいしか多くない状況で守備をしなければならない、という事であるから、1対1で勝負したら勝てる確率は低い、という事では守れない。そして、カウンター・サッカーをやるにしても、今度は逆に少ない人数で攻撃する、という事が求められてくるのだから、当然、1対1で勝負したら勝てる確率は低い、という事では成立はできない。

そうすると、攻撃にも守備にも人数をかければ良い、という発想をする人もいると思うのだが、そのためには常識外れの運動量、スタミナが多くの選手たちに必要になってくる。またそれは、日本人は身体能力で外国人選手に勝てないから、という事とも矛盾してくる。更に言えば、ただ走る、という事では、それは実現可能だったとしても、フィジカル的な競り合いがあるのがサッカーであるから、フィジカル的な競り合いのところで大きな肉体的なダメージを受け続けた場合、スタミナはどんどん削られてしまうので、結局は、そういう部分も高めないと、走り勝つ、運動量で勝つ、というサッカーもできない。

ちなみに、トータルフットボールというのは、日本では全員攻撃全員守備と和訳されているが、その真の意味は、全員が個の力として高い攻撃力も守備力も持つ、全員が個の力として攻撃的なポゼッションでも守備的なポジションでもプレイできるポリバレントな能力を持つ、という事であり、個の力の低さをカバーする、という事ではない。むしろ、それとは正反対であり、そういう個の力の高さを前提としているのが、そうである事によって実現できるのが、真の意味のトータルフットボール。従って、ますますもって、そういうサッカーは現在の日本には無理であり、尚且、世界でもそれができるところは稀。

それから、1対1での勝負、というのは、身体能力だけでするわけではない。技術的な要素もそうだし、駆け引き、という要素もそこには大きい。守備の時の競り合い方についてもテクニックはある。従って、日本人選手が1対1に弱い、勝てない、というのは、身体能力の差だけがその原因ではなく、まだまだ、日本人選手たちは技術力も駆け引きの力も低いからであり、その現実から逃げていると感じる。そして、組織力、というのは、日本だけが持ち得る武器ではない。組織力というのは、どこの国であっても武器にできる要素であり、実際、組織的なサッカーをする国は増えている。正しい認識を持ちたい。





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