田嶋会長と西野技術委員長の体制下の日本サッカー協会が、その前任者が招聘したハリルホジッチを、できれば解任したいと思っていた、のではないか、という事は、常々に感じてきた。もちろんそれは、あくまでも、個人的な印象として、なんとなく、という事であり、本当にそうだったのかどうかはわからない。但し、ハリルホジッチを招聘したのは前任者の時である、という事であったり、日本らしいサッカー、自分たちのサッカー、その支持者というのは根強く、田嶋会長や西野技術委員長は、そちら側の人間なのではないか、という事であったり、ハリルホジッチのようなパーソナリティを苦手としている日本人は少なくないだろう、という事であったり、やはり、その不安は常々にあった。
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そして、それでも結果が良ければ、という事はあったのだが、リスクをなるべく排したカウンター型の戦い方を得意とする監督は、アジアでは苦戦する事になるだろう、なぜならば、力関係的に、守備よりも攻撃、カウンターよりもポゼッション、そちらの力の方が日本には必要になってくる対戦相手が多いからで、更には、そこから今度は主戦場をアジアの外へ移してからは、リスクをなるべく排したカウンター型の戦い方をしたとしても、個の力不足により、やはり苦戦するような試合の方が多くなるだろう、という事も容易に予想できたから、それでも結果が良ければ、という事も難しいと思っていた。内容、という事まで含めれば、かなりハリルホジッチは不利な状況に置かれるであろう、と。
しかし、苦しみながらも、アジア最終予選は、一位突破という結果を出したし、また、初めて最終予選の試合でオーストラリアに勝利する、という結果も出したので、個人的には、もうその時点で、できれば解任したい、と思っている人たちを封じ込める事には成功したのではないか、と考えていた。韓国戦の大敗も、海外組+浦和の選手たちを呼べない状況、その状況で更に主力と考えていた選手たちも怪我で欠いていたし、また、岡田ジャパンの時に、韓国に2010年に入ってから2連敗していても解任されなかった、という事例もあったので、やはり解任は無いだろうと思っていた。ところが、できれば解任したい、と思っている人たちにとっては、それがチャンス到来だったのだと推測する。 次のベルギー遠征でも良くない内容や結果であれば、世論の不満はより高まるだろうし、また都合の良い事に、ベルギー遠征では不満を口にする選手が少なくない数いたので、ここがチャンスだ、ここがハリルホジッチを解任できる最後のチャンスだ、という事になったのだと思う。会長に再任され、身の安泰も確保できた。日本サッカーの確立のため、という大義名分もある。W杯で悪い結果になっても、ハリルホジッチのせいにもできるし、立て直す時間が無かったから、という言い訳もできる。また、W杯で良い結果になれば、ハリルホジッチを解任して西野監督にしたのは正しかった、という手柄にできる。変えるリスク、変えないリスク、そのリスク計算の本意は、そこにあったのだと思う。 しかしながら、世間はそれほど愚かではない。監督と選手たちの間にコミュニケーションの齟齬が生まれた場合、その責任は協会側にも発生する。当然、監督と協会の間にコミュニケーションの齟齬が生まれた場合も同じ。従って、それを理由として監督を解任した場合には、必ず協会側も責任を取らなければならず、ましてや、その完全な当事者であった技術委員長が日本代表の監督になり、W杯で指揮をする栄誉を得る事は、完全に許されない。しかも、突然の解雇通告であったり、曖昧な理由での解雇というのは、とても非礼であり、道義的に許されない。また、ある特定の選手の関与でハリルホジッチが解任され、そちらに正当性があったのだとしたら、きちんとそれを公にするべきだと思う。 全般的にとか、多少とか、とても曖昧すぎる。そもそも、コミュニケーション不足、という事が、とても曖昧すぎる。結果が悪かったので解任します、と言えば良いだけだったのに、という事を言う人たちも存在しているが、結果は悪くなかった、むしろ、それこそ総合的に判断すれば、結果は良かった、と言えるから、それは解任の理由にはできないと協会側もわかっていたのだと思う。従って、コミュニケーション不足、と言い逃げして解任した、という印象であるのは拭えない。そして、今回の解任劇の協会側の最大の罪は、不毛な水掛け論に日本のサッカーを放り込んでしまった、という事。それがどれほど日本のサッカーに大きなダメージを与えるのか。まずはそこに気が付いてもらいたい。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「参考になった」と思いましたら、 人気ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログ サッカー FC2 Blog Ranking 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
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ハリルを解任した理由のコミュニケーション不足についてですが、どうも日本人の気質なのか、サポーターはおろか協会の人間にも、監督と選手のコミュニケーションは円滑でなければならないと思っている人が多そうだということがとても気になる。行動心理学から明らかであるように、トップに立つ人間は、人の話を聞かない、情を持たない、くらいの方が集団の成長にとって良い。現に、世界的に成功してる監督の多くは徹底的なエゴイストかつリアリストであって人情味にあふれるタイプなど殆ど居ない。これを日本人監督に当てはめてみても、岡田さんや手倉森さんが選手と距離を置くことを心がけていたと明らかにしている。本来、選手と監督の関係は徹底した上下関係であるべき。円滑なコミュニケーションなどはコーチやスタッフが行えば良いのであって監督とは一線を引く方が望ましい。
今回の件で一番許せないのは 協会が選手を盾にしたことです。それによって世論をミスリードさせ、この大事な時に相当な負担やプレッシャーをかけさせることになりました。
ハリルホジッチは、ワールドカップ出場が決まったオーストラリア戦で、喜ばない選手がいたと会見でおっしゃいましたが、なぜその話を中途半端に出したのでしょう。試合を見直せば、井手口選手のゴールの時に 真っ先に飛び出して称えていますし、監督と審判の口論の時にも割って入っています。夜 乾杯をして喜びに浸ったエピソードも個人の有料サイトで詳しく伝えてくれていました。皆が誤解をし出すほど不幸なことはありません。 でも鎖国とか日本らしさって言ってる割には次の監督の候補に外国人監督のオファー出してるのを海外紙が報じてるんですよね。外国人ってよりも田嶋会長がハリルと本当に合わなかったとしか思えないんですよね。
結局なんでもそうですが、メディアやメディアの息のかかった輩の言ってることは何一つ信じられないってことですね。今回の騒動もハリルが生中継で話してたことが唯一の真実のような気がします。
サイコロはファンに投げられた
メディアによるアジア予選後のテストマッチ論は、いわば、後出しジャンケンの因縁付けみたいなものですよ。
しかも、解任劇では黒幕であるスポンサーを守るために、普段から自己主張が多い選手を「駒」のように操った可能性があると私は見ています。 さて、ほぼ真相が見えてきたのだから、ファンは手をこまねいて見物しているだけでよいのか?という段階でしょう。 それも、単に会長を辞任させればよいということではなく、やはり、同じことが二度と起こらないように協会だけでなくスポンサーとの関係性やウソとダブルスタンダードに満ちたマスコミ報道も含めて「体質」を変えさせなければならない。 ハリルホジッチの苦労と受難を無駄にしないためにも、日本のサッカーファンの姿勢や行動力が問われる事態だと思います。 これからの日本サッカーについては、正直何が良いか悪いか私には不明ですが、おそらく「日本らしさ」と「外国人監督」を巡って、永遠にループし続けるのかなという感じに考えています。
また、今回の騒動で学んだことが一つ。 大手新聞、あるいはテレビなどの主要メディアに出演しているコメンテーターは、すべては所属側、あるいはスポンサーのお抱えであり、仕事上のこととはいえ、誰も真実は口にしたがらず、自分が食べる飯のためにお茶を濁したり太鼓持ちをしているだけなのかなと。 おそらく今後、メディアが発する情報の多くは、今回協会が巻き起こした「事件」を、やんわり無かったかのように、水を流すような方向で進めて行くのでは無いかと考えています。 しかし、全ては茶番であり、それを演じる人たちにいちいち気を使っていてもしょうがないですし、そういった目で見る事によって、ある程度はくだらない情報に冷静さを失わずに済むのかなと思います。 ハリルの会見についてコメントを求められた田嶋会長のコメントには憤りを通り越して脱力すら感じます
真剣に取り組んでいたハリルに対する解任説明の不足、真剣に応援しているサポーターに対する解任説明の不足は明らかであるにも関わらず、自らの責任はどこ吹く風で「それで彼の気持ちが晴れるなら」とは、、、 さらに、まともなサッカーライターのほとんどが解任を納得ないし支持していないことからも、彼にはより具体的な説明責任があると思いますがいかが思われますでしょうか? ハリル氏は流石に百戦錬磨、感情にまかせることなく、察しはついていても根拠なく個人名を出したりもせず、表面的には『私も本当の理由は分からない』というメッセージを分かりやすいヒントつきで発信されたかと。
個人的には、選手側も利用されたのだと思い、純粋に同じ負けるとしても、健闘した結果、という内容にしたかったのかな、とみています。 ハリル氏のやり方だと完全に実力差が見えてしまって、ライト層に「なんだ、日本、クッソ弱いじゃない」と見えることが、教会(と教会をそそのかすイメージ戦略を生業とするスポンサー)の最大の恐れだったのだと思います。 まぁ、ハリル氏を理解してないから、本番でもマリ戦やE-1韓国戦のような無策な戦いするのだろうと思ったのでしょうけど。 日本と世界の差はかなり広いですが、その中でも協会が最底辺というのが、お先真っ暗でそれこそイメージ最悪になってるんですけどね。それに本気で気づいてないですよね。。。 |
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