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【後編】西野ジャパン総括。ザックジャパン+アギーレジャパン+ハリルジャパン。
迎えたW杯初戦のコロンビア戦。テストマッチのパラグアイ戦で手応えを掴んでいた西野ジャパンは、良い感じで試合に入る。そして、前半3分、香川のシュートをPA内でハンドで止めたコロンビアの選手が退場となり、更には、それで得たPKを香川が決めて日本が先制点を奪う。やはり、今考えても、この事は大きな幸運だったと思う。もしコロンビアが前半3分で10人にならなかったら、日本が勝てた可能性は低かったと思う。




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そして、第2戦目のセネガル戦。やはり、この試合で悔やまれるのは、ミスによって生まれた最初の失点だったと思う。その失点が無ければ、1失点だけであれば、日本が勝てた可能性は高かったのではないだろうか。そして、この時に起こしたGK川島のミスは、GKを他の選手にすべき決定打だったと思う。もちろん、GKを他の選手にしていたとしてても、その後の2試合の結果が良くなっていたのかどうかは、当然わからないが。

第3戦目のポーランド戦。6人もの選手を入れ替えた事について、試合後、西野監督は、余力を残すために、という事も当然あったが、このメンバーでも良い結果は出せる、と判断していた、という趣旨のコメントをしていたので、これは判断ミスだったと言わざるを得ない。そして、これも結果論でそう言っているのではない。いかにポーランドがもう敗退の状況になっていたとは言え、日本が戦力を落として平気な相手なわけがない。

また、この試合に前にも、他のグループで、敗退が決まっていたチームの方が第3戦目で勝利を収める、という事がいくつか起こっていた。それから、セットプレイからの得点が多いポーランドに対し、セットプレイでの守備に悪さがある酒井高徳を使ったのは、やはり、大きな判断ミスだったと言える。そして、この試合の最後の判断についても、結果が成功だったからと言って、正しい判断ではなかったと思う。下策だったと言える。

少なくとも、批判はされても、賞賛されるような事ではなかった。なぜならば、日本が「0-1」で負けている状態を維持したとしても、コロンビア対セネガルの試合でセネガルが同点に追い付いていたら日本はグループステージ敗退となっていたし、また、自力でのグループステージ突破が可能だった状況で、他の試合の結果に身を委ねる、運に身を委ねる、という事は、結果が成功に終わったとしても、賞賛されるような事ではない。

そして、トーナメント・ステージ1回戦のベルギー戦。この試合は、今の日本代表の実力の100%、120%を出せた試合だったと思う。しかし、それでも勝てなかった、逆転負けしてしまった、日本の長所も出せたが、日本の短所も完全に出てしまった、そういう試合だった事が大きなポイントだと思う。特に、個の能力の部分、個の守備力の部分、そこというのは、見えていないようで見えていた差があり、それが現実だったかと。

という事で、最後にまとめだが、今回の日本代表は、ザックジャパン+アギーレジャパン+ハリルジャパン、というチームだったと思う。攻撃のロジックは、そのままザックジャパンだったし、ビルドアップの時にボランチの1枚が下がる、というやり方は、アギーレジャパンのそれでもあった。更には、ハリルが3年間を費やして落とし込んできた、縦への速さ、それが選手たちに残っていたからこその得点も3つぐらいあったと思う。

但し、個人的にはそこに、「4-1-4-1」で徹底的に守る、という南アフリカW杯の時の岡田ジャパンの戦い方も、オプションとして存在していたらば、という事も思う。もし、それが使えるオプションとして存在していたならば、ベルギー戦のスコア「2-0」とリードした後、そこでの結果は違うものにできた可能性もあったかなと思う。今回の日本代表には、攻めるべき時に攻められる、得点を取りたい時に取れる、はあった。

しかし、その逆、守るべき時に守れる、失点したくない時にそうできる、少なくとも、1失点以上はしない、それぐらいの守備力を実現できる戦い方もできていたら、もう1つ上の景色が見られていたのではないだろうか。勝負強さ、というのは、攻めるべき時に攻められる、得点を取りたい時に取れる、守るべき時に守れる、失点したくない時にそうできる、その両方ができるチームに生まれるもので、足りなかった要素は後者だった。

西野監督への評価についは、個人的には、少し厳しい感じ。自主性を重んじる、という事には、当然、プラス面とマイナス面があり、W杯前、そのマイナス面が出てチームは崩壊しかけていたが、それを食い止めたのは選手たちだったし、戦術面でも、前述もしたように、それはザックジャパン+アギーレジャパン+ハリルジャパンで、西野監督ならでは、というものは希薄だった。最初に取り入れようとした「5-4-1」も失敗した。

それから、川島を使い続けた判断、ポーランド戦で6人もの選手を入れ替えた判断、尚且、ポーランド戦の終盤の戦い方の判断、それは判断ミスや下策だったと思うし、そして、ベルギー戦の采配についても、スピード感と妥当性を欠いたのは否めない。時間が少ない状態で引き受けたから、というのは、むしろ、西野監督を楽にしていた要素だと思う。結果が良ければ手柄となり、もし結果が悪くても言い訳がある、ローリスクだった。

また、そうだった事は、試合後や帰国後のコメントを聞いても、西野監督が自分で自覚していると思われる。そういう意味では、周囲の無闇な賞賛に流されず、きちんと正しい自己評価ができている事、それが西野監督の良さ、評価できる要素であると思う。何回も書いてきたが、結果が全てではない。評価は結果だけで判断されない。物事はそんな単純ではない。結果論、結果オーライ、それが最も良くない。正しい評価が未来への糧。





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【2018/07/08 11:45】 | 西野ジャパン考察 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
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コメント
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【2018/07/10 16:20】 | #[ 編集] | page top↑
川島への批判は=西野監督への批判と同じですからね。反省点も多いし、幸運が大きかったのは確かです。
今の日本代表の場合、ワールドカップで優勝を目指すわけでもないので、勝ち進むという目標以外に、日本のサッカーをアピールする、インパクトを残す、ということを同等以上に重視しています。そういう点で、ポーランド戦は最悪です。
逆にベルギー戦は白星を落としたに等しいもののインパクトは残せたので、そこは良かったなと思っています。
協会に対してはダメだしを出しつくしても足りないですね。
【2018/07/09 07:52】 URL | ヤン #-[ 編集] | page top↑
今後について
基本的いうとこの前(リオ)のワールドカップはキャンプ地の選択とか、 コロンビア戦の開催地にもう行ってなきゃいけない日にちなのに焼き肉屋に行って宴会やっていたり、 試合前からもう負けていたと思う。 今回はハリルを切ることによって ベテラン選手の自主性に任せて選手たちがすこしはしっかりしなけりゃならないという心構えが感じた。 それでも結果は1勝2敗1引き分け。 GKを含めて守備が悪い(凡ミスによる失点が多すぎる)というのはずっと前からわかっていて、 それを改善できなかなった。

じゃあ時期の監督はどうするのか? 結局日本の運動というのは日大アメフトを見ていてもわかるように上の人に文句をいえないようにできている。 そこを現場から選手の立場から選手を協会背広組 スポンサー マスコミからかばっていけるような人じゃないとだめ。 クリンズマン、オンフィールドの監督としては大したことない(アメリカはクリんズマンが思っている以上に実力があったと思う)、 そういったオフフィールドでは上に向かって結構ずばずばものをいう人だから、 日本のように白人至上の場所ではいいのでは。 
【2018/07/08 22:45】 URL | アメリカファン #-[ 編集] | page top↑
準備期間の少なさは結果として控え選手の層の薄さ、プランB,プランCの不足に出てしまったように思えます。その点は直前に戦術変更した岡田ジャパンに近いところもあるかと。
【2018/07/08 16:46】 URL | tk #-[ 編集] | page top↑
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