日本代表で3バックをやる場合に見極めの大きなポイントになる要素。
EURO2016のイタリア代表とロシアW杯のイングランド代表の3バック。

この2つの代表の3バックは「5-3-2」。近年で言えば、まさにEURO2016のイタリア代表の監督だったが、アントニオ・コンテが、このシステムを最も機能させていると言っても良いと思う。やはり、このシステムの強味は守備面で、3バックの3枚+中盤中央の3枚、つまり、その6枚がブロックを作ってゴール前を守る状況では、当然、人数の多さからの守備力に期待できるし、また、「5-4-1」とは違い2トップなので、2トップだけで攻める、という事も可能であるから、つまりは、それが可能であれば、残りの8枚は守備に専念する戦い方ができるので、それ故に守備面に強味が出せる。

更には、「3-1-4-2」という形で攻撃的に戦う、という事も可能であり、ほぼ3バックのシステムは、その性質を有していると言えるのだが、超守備的、超攻撃的、その両極端を使い分けられる事が、このシステムの強味だと言えると思う。ちなみに、バランスをとって戦う場合には、どちらかと言えば守備的になるシステムだと言える。一方、このシステムの問題点というのは、その両極端にできる性質が裏目に出た場合、という事が1つで、針を大きく振った時に裏目に出てしまうと結果は出し難くなる。また、更には、中盤中央の3枚に優れた選手が揃っていないと、全く機能しなくなる可能性がある。




このブログは皆様の応援で継続されています。
記事を読む前に、
人気ブログランキング
にほんブログ村 サッカーブログ
サッカー FC2 Blog Ranking
上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
EURO2016のウェールズ代表の3バック。

特徴的だったのは、「5-4-1」と「5-3-2」の中間のようなシステムだった事で、そうである事を実現させていたのは、ベイルとラムジーの存在だった。ベイルはスピードで、時には「5-3-2」のFWであったり、時には「5-4-1」のSHであったり、そして、ラムジーは運動量で、時にはボランチの1枚であったり、時にはトップ下のような感じであったり、それが機能性の大部分だったとも言える。しかし、逆に言えば、パフォーマンスの高さ的にも、その2人が揃っていなければ、攻守に、特に攻撃については厳しくなった、という事は言えて、そこに限界点があったと個人的には強く思う。


ロシアW杯のベルギー代表の3バック。

4バックのシステムと使い分けていたが、基本的には「3-4-2-1」のシステムだった。特徴的だったのは、2シャドウが守備に下がる事は少ない、つまりは、「5-4-1」で守る事は前提としていない、という事で、基本的な戦い方は堅守カウンターなのだが、ハイプレス型でショート・カウンターを狙うか、前に3枚を残し、後ろは「3-4」の7人で守ってカウンターを狙うか、あるいは、カウンターができない状況の時には、アザールの突破力とフェライニなどの高さを使って、という感じだった。このあたりについては、ベルギーは日本とも戦ったから、多くの人にも認識されている部分だと思う。

そして、やはり、3位決定戦のイングランド戦は少し違ったが、基本的には「5-4-1」で守る事は前提としていない、という部分で、基本的には堅守カウンターの戦い方ではありながら、守備には弱さがあった、という事が特徴で、例えば日本戦でも、守から攻への切り替えは速くても、攻から守への切り替えは遅かったり、3バックの前のエリア、バイタルエリアは空きがちだったり、という事があった。もしGKがクルトワではなかったら、守備はザルになっていた可能性もある。また、システムや戦い方だけではなく、タレント力が攻撃陣と比較して守備陣は、そこまで高くはなかった、という事もある。


日本代表で3バックをやる場合には。

という事で、もし日本代表が3バックをやる場合に、前述してきた4つの代表の3バックから参考にできる事は、1つには、おそらく「5-4-1」をやると思うが、現状、2トップの方が機能すると思われるFWが多い、という事もあるし、「5-3-2」にもチャレンジしてみてもらいたい、という事で、もし機能すれば、「5-4-1」よりも「5-3-2」の方が、より攻守に威力を発揮できる可能性がある。但し、その場合、最も心配なのは中盤中央の3枚であり、そこが見極めの大きなポイントになるかなと。そして、個の力を考えると、「5-4-1」と「5-3-2」、中途半端はやめた方が良い。

また、おそらくは、なるべく「3-4-2-1」であろう、とするチャレンジもすると思うのだが、その時に心配なのは、前の選手たちによるハイプレスの力ではなく、その時の後ろの選手たちの守備力で、そこが見極めの大きなポイントになるかなと。後ろの守備が気になってウイングバックやシャドウが下がってしまうとハイプレス型の守備は実現できないし、ハイプレス型の守備はやれても、それをかわされた数回で失点してしまうようだと、ハイプレス型の守備はできている事にはならない。特にアジアとアジア外の欧州や南米とは力の差があるから、アジアでもやられてしまうようだったら厳しいと思う。





このブログは皆様の応援で継続されています。
記事の内容が「参考になった」と思いましたら、

人気ブログランキング

にほんブログ村 サッカーブログ

サッカー FC2 Blog Ranking

上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。


関連記事
【2018/07/30 11:45】 | ショートコラム | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<皆様への質問。森保ジャパンについて。 | ホーム | 3バックで前からはめ込むハイプレス型の守備を機能させる方法。>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://kodahima.blog71.fc2.com/tb.php/4156-7f3fe562
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |