サイドの選手のポジショニングによってディフェンスの枚数を使い分ける、というのは、どのような意図の戦術なのか?
ブログ主様に質問です。4バックと5バックの可変システムと言えば、いわゆるボランチの選手がディフェンスラインに下がってくる形が一般的だと思います。サイドの選手のポジショニングによってディフェンスの枚数を使い分けるというのは、どういう戦術なのでしょうか。狙いやメリット(あるいはデメリット)、この戦術を使うチームなどお教えください。よろしくお願いいたします。




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グアルディオラ時代のバルサでは、「4-1-2-3」で、左SBに左利きのCBタイプの選手を置いて、右ウイングのメッシが中央へ、右SBのダニエウ・アウヴェスが高い位置を取る、という、守備の時は4バック、攻撃の時は3バック、という形をやっていた時がありました。それから、トゥヘル時代のドルトムントでは、「4-1-2-3」で、右ウイングにSB的な選手を使い、守備の時は5バック、攻撃の時は4バック、という形をやっていた時がありました。

更には、黄金期のジュビロ磐田では、「3-4-1-2」で、3CBの左に左SBタイプの山西を置き、右WBにCBもしくはボランチでもプレーするタイプの河村を使い、守備の時は4バック、攻撃の時は3バック、という形をやっていた時がありました。また、トルシエジャパンでは、「3-4-1-2」で、左WBに小野伸二を使い、右WBにはボランチあるいはSBの選手を使って、守備の時は4バック、攻撃の時は3バック、のようになる形をやっていた時もありました。

メリットというのは、ボランチの選手がディフェンスラインに下がってくる形、というのは、主にビルドアップの安定のためですが、サイドの選手のポジショニングによってディフェンスの枚数を使い分ける形、というのは、主に攻守の枚数をフレキシブルにするためで、機能すれば、左右非対称の形は相手にとって守り難くなりますし、しかし、守備の時は良いバランスや枚数が多い形で守れるので、という事。

デメリットは、当然、フレキシブルさを生み出す方のSBやWBには多くの運動量が必要になる、という事であったり、固定だったり左右対称の形よりも高度で複雑なプレーが求められる、という事で、機能しなかった場合には、固定だったり左右対称の形よりも攻守に威力が落ちる可能性がある、という事。つまりは、機能しなかった場合には、西野ジャパンの時のガーナ戦のようになってしまう、という事。

従って、4バックから3バックあるいは5バックになるにしても、ビルドアップの安定のためにボランチの選手がディフェンスラインに下がってくる、という形だけをやる場合が多くなっていますが、しかし、守備の時に枚数を増やしたいから、という場合には、ボランチの選手がディフェンスラインに下がってくる形よりも、サイドの選手のポジショニングによってディフェンスの枚数を使い分ける形の方が機能しやすい、と個人的には思っています。

なぜならば、ボランチの選手がディフェンスラインに下がってくる形というのは、どのタイミングでそのボランチの選手が最終ラインまで下がるのか、という判断がとても難しいからで、そして、それによって中央の守備が不安定になってしまうと、サイドの守備が不安定になるよりも失点の可能性が高くなってしまうから。おそらく、こういう感じの説明で、だいたい理解してもらえるのかなと思います。





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【2018/10/07 11:45】 | ショートコラム | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<【 乾貴士 】 出場無し。まだチャンスは大きくあるとは思うが。 【 A・マドリード vs ベティス 】 | ホーム | 森保ジャパンは西野ジャパンが初戦のガーナ戦で試した戦い方に再びトライしても良いのかなと。>>
コメント
サイドで使い分ければ基本的にゴール前中央の枚数は変わらない(誘い出されるとかは別にして)ので、当事者の負担次第ではあるものの日本では安定しやすいかなと思います。ただしトルシエの時は危機察知に長けた明神がいたので機能しましたが、サイドバックタイプの市川より明神の方が安定したのは人材次第なんでしょうね。
【2018/10/08 09:34】 URL | ヤン #-[ 編集] | page top↑
分かりやすい解説ありがとうございます。

サイドの選手が降りてきて守るというのは、ガーナ戦というより高徳をMFに置いたロシアW杯ポーランド戦のイメージですね。もっともスタメン情報が漏れて不発に終わりましたが。

日本の良さが出たのは、セネガル戦で長谷部がディフェンスラインに下りたり香川がボランチの位置まで下りたりして相手のマークをはずしつつ組み立てていた時間帯だと思うので、そちらの方向性を洗練させた方がいいと個人的には思っているのですが、守備を固めた方がよいということでしょうか。
【2018/10/07 22:12】 URL | #-[ 編集] | page top↑
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