連動性の正体は、共通認識、という事だと思うのだが、全体、つまり、チームとしての共通認識と、二者間、あるいは、三者間、つまり、ユニットとしての共通認識と、その2つが存在していると思う。それは、連動性の正体である共通認識のマクロとミクロ、もしくは、大きな輪が全体、つまり、チームとしての共通認識、小さな輪が二者間、あるいは、三者間、つまり、ユニットとしての共通認識、という捉え方でも良いと思うが、とにかく、連動性というものを意識する場合には、その2つの存在がある、という事。
そして、全体、つまり、チームとしての共通認識、というのは、システムであるとか、そのシステムにおいての個々のポジション(役割)であるとか、守備の設定位置であるとか、そういうものを認識した上で、常にコンパクト性を担保する、という事であり、一方、二者間、あるいは、三者間、つまり、ユニットとしての共通認識、というのは、全体、つまり、チームとしての共通認識、というものに内される形で、しかし、それとは関係無く、二者間、あるいは、三者間の関係において作られる連動性であると言える。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事を読む前に、 人気ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログ サッカー FC2 Blog Ranking 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
重要なのは、その2つの要素の連動性、共通認識、というものが、強い組織においては存在していなければならない、という事であり、そして、性質的に言えば、全体、つまり、チームとしての共通認識、というのは、比較的短期間での成立を可能としているが、二者間、あるいは、三者間、つまり、ユニットとしての共通認識、というのは、成立させるのに比較的長期間が必要である、という事。その性質の違いを認識していないと、その2つを共通認識として1つの括りで考えてしまうと、連動性の正体を誤認し得る。
従って、ある段階、または、あるタイミングにおいては、全体、つまり、チームとしての共通認識、という部分に関してはそうではないが、二者間、あるいは、三者間、つまり、ユニットとしての共通認識、という部分に関しては、固定した選手たちにおいて、という事が必要であり、ほぼそこに流動性を持たさない、という事が必要になってくると言える。特に代表の場合には、活動期間が少ないので、ある段階、もしくは、あるタイミングからは、数ヶ月ではなく数年、という単位で、そうした事が求められてくる。 そうなってくると、パフォーマンスに波が大きい、怪我が多い、あるいは、年齢的に数年後は、という事は大きなマイナスであり、その部分を重視した選手選考、という事が重要になってくる。もちろん、来年1月開催のアジアカップというのは、既に数カ月後であるから、そこまでの期間限定としての、という事での選手選考は有り得るが、しかしながら、全体、つまり、チームとしての共通認識、という部分よりも、二者間、あるいは、三者間、つまり、ユニットとしての共通認識、という部分を重視してもらいたい。 そこというのは、やはり、比較的長期間が必要、という事もあるが、それと同じぐらい、1つの大会を戦って、という事で育まれる、意識や経験した感覚の部分での共通認識、という要素も必要であるからで、もちろん、それを飛び越えてしまえる選手も、ある状況下においては存在可能ではあるが、基本的には、それは難しい事だと言える。そういうリスクを最小限にしながら、という事が、先を見据えたチーム(組織)作りには必要で、そして、優秀な若手たちに恵まれている状況においては、それは容易であるはず。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「参考になった」と思いましたら、 人気ブログランキング にほんブログ村 サッカーブログ サッカー FC2 Blog Ranking 上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
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