分析の第一歩は長所と短所の発見からであり、強化の第一歩はその分析から。
この世の中には完璧なものなどなくて、特に単体として完璧である、という存在は皆無であると思う。またそれは、別の言い方をすれば、全ての存在は単体として完璧である必要は無く、それぞれの単体が長所によって他の単体の短所を補う、その相互補完の複合体や集合体が完璧に近くなる、それは存在し得ると思う。どのような選手にも長所と短所があり、どのようなシステムにも長所と短所があり、まず分析というのは、そのような長所と短所を正確に見抜く事、それが第一歩で、殊更に、その選手やシステムの長所や短所のみを見る分析は、大概にして、分析としては不十分なものである、つまりそれは、その存在が有する特性の半分しか見ていない、という事であると個人的には思う。




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結局、1つのチームとして高い完成度を目指すためには、そこにいる選手たちの長所と短所、それを明確に正しく把握していなければ、そこに組み合わせによる相互補完の関係性を築くことはできないし、更には、そこにあるシステムの長所と短所、これを明確に正しく把握していなければ、そこに組織としての機能性を生み出すことは不可能である、という事。従って、あらゆる分析の第一歩は長所と短所の発見からであり、その選手やシステムの長所と短所の正しい把握が大前提として存在していなければ、個人にしても組織にしても、強化というのは正しい方向性へと導かれない、つまり、正しい方向へ導かれない、という事は、その強化は失敗に終わる、という事になってしまうと思う。

そして、強化ということについて言えば、まずは長所を伸ばす事、サッカー選手で言えば、その長所たる部分がプロの世界で通用する武器にまで鍛え上げる事、それが第一の目的であり、しかしそれは、短所に目を瞑る、という事とは異なり、要するに、長所を更に長所たるものとして輝かせるためには、必ず短所も補うことが不可欠で、更に言えば、ではその短所をどうやって補っていくのか、その短所をどうやって強化していくのか、という部分では、その選手が有してる長所に添ったかたちで、その長所を更に伸ばす過程の中に内包させて短所を補っていく、それが理想的である、という事であると思う。まずは長所が有り、それをより突き詰めていく過程の道中、短所を補完、という事。

そしてそれは、どうやってシステムを機能させるのか、という部分でも同じで、つまりは、そのシステムが有してる長所、まずこれは決して消失させてはならない、消失させてしまえば、もはやそのシステムを採用する意味は無くなるから、そのシステムが有する長所を最大限まで引き出そうとする事、これが第一に重要な事であり、しかし、どのようなシステムにも必ず短所はあるので、今度は、その長所を消失させず最大限にまで引き出す中で、その短所を打ち消していかなければならない、その作業こそが、システムの機能性の成熟、という事であると思う。もちろんそれは、相手有りき、という大前提において、あるいは、様々な状況や条件において、大きく左右されるものではあるが。

そのシステムを機能させるために、個の能力が不十分であれば、まずは個の能力を強化する事、もしくは、既にそのシステムを機能させるのに充分な個の能力を有している選手を補強する事、それが実行された上で、今度は組み合わせにより、選手たちの長所と短所による相互補完を目指し完成させる、それが、そのチームの強化の基盤である、と思う。つまりは、どのようなチームでも長所と短所があり、その長所と短所を持ち合わせた自分たちの特性を、最大限に近く、どう上手く伸ばせるのか。特性を伸ばす、というのは、長所と短所を上手く伸ばし補う事が必要である、という事であり、まずそのためには、長所と短所を明確に正しく見抜く、という事からスタートしなければならない。





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