ベネズエラ戦 【 守から攻への切り替えの部分で更に上のサッカーを目指すべし。 】
試合 :国際親善試合
開催日:2018年11月16日
結果 :引き分け
スコア:「1-1」
得点者:酒井宏樹 リンコン(PK)




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MF  中島翔哉    南野拓実    堂安律
MF       遠藤航   柴崎岳
DF  佐々木翔 吉田麻也  冨安健洋 酒井宏樹
GK       シュミット・ダニエル

FW          杉本健勇
MF  原口元気    北川航也    伊東純也
MF       遠藤航   柴崎岳
DF  佐々木翔 吉田麻也  冨安健洋 酒井宏樹
GK       シュミット・ダニエル


森保ジャパンになって、初めて難敵と戦った、という印象だった。ランキングや実力的にはウルグアイの方が上だが、しっかりと対策を講じ、90分間、高い集中力を保ち、というベネズエラは、やはりウルグアイ以上の難敵だったと思う。しかし、そういうベネズエラに対し、互角の戦いができた、という事は、とてもポジティブな結果であり内容だったと思う。9月と10月の3試合の結果や内容が素晴らしかったので、相対的には不満足感が高かったかもしれないが、やはり、この試合のようなレベルが基準になると思う。

ベネズエラは、「4-1-4-1」で、日本の2CBのところ以外は、マンツーマン気味にしっかりと嵌め込んできて、また、日本に良いビルドアップをさせないために、高い位置から守備をしたり、あるいは、そうではない時はしっかりと守備ブロックを作って待ち構える、というような組織的な守備をしてきて、やはり、アジアの強豪国であったり、W杯を見据えるにおいては、それぐらいのきちんとしたチームと戦って、という事でなければならないと思う。そういう意味では、本当の意味で、良い強化試合だったと思う。

まず攻撃から言えば、ポジショナルプレー、ハーフスペースを使った攻撃、という事が、この試合ではハッキリと観てる人にも認識できたと思う。前線の4枚がボールを受ける時、入れ替わり立ち替わりしながら、ハーフスペースでボールを受ける、特に今回の試合では、相手が「4-1-4-1」の時は、1枚であるボランチの横、そこにスペースが空きがちなので、そこで縦パスを受け、尚且つ、そこをCBが使ったり、そこにSBが上がったり、という事によって、日本の攻撃は、特に前半は機能していたと言えると思う。

後半になり、攻撃の機能性が落ちてしまった原因は、大迫→杉本、南野→北川、中島→原口、堂安→伊東、と前線の4枚が交代となって、特に、原口以外の3人というのは、前述したような事ができておらず、また、明らかに個のクオリティも下がってしまったので、という事だったと思う。もちろん、得意としている事やプレースタイルが違うので、という事もあるが、1つ1つのプレーのクオリティというのは明らかに違っていたし、途中交代で入った4人は次の試合でも使われると思うが、頑張らないと厳しくなると思う。

そして、守備については、前回の記事でも書いたように、守から攻へ切り替わった瞬間の一歩目や二歩目ぐらいところでボールを奪われ、そこで裏返されてしまうと、という部分。そうなってしまうと、やはり、この試合のようにファールになってセットプレーを与えたりPKを与えたり、という事になりがちで、9月と10月の3試合では、結果の良さもあって、その部分の指摘はなされていなかったのだが、その時から確実にそこは問題として存在していて、そこをどうするべきか、きちんとした修正の必要性があると思う。

海外の選手の場合、日本のようにワンタッチやツータッチで、という事よりも、まずはしっかりと収めてからパス、あるいは、まずは個で相手を剥がしてからパス、というプレーをする傾向が強いと思うのだが、それはなぜかと言えば、前述したような事にならないようにするためで、スタメンの4人と途中交代で入った4人の差も、そこにあると言っても良いと思う。または、清武や柴崎がリーガエスパニョーラで不満を持たれたり、苦しんだりした(している)理由も、得点力や守備力だけではなく、そこにもあると言える。

守から攻へ切り替わった瞬間の一歩目や二歩目ぐらいところ、そこを抜け出した後に、という事であればまだ良いと思うが、やはり、守から攻へ切り替わった瞬間の一歩目や二歩目ぐらいところ、そこは、縦へ縦へ、という意識は強くしながらも、確実性を重視する。しっかり前でボールが収まってからとか、前の選手がボールを持って相手を剥がして前を向けてからとか、後ろはそういうタイミングで守から攻へ切り替へないと、という事。蹴るサッカーをしない、繋ぐサッカーをするのであれば尚更そうで、そこは重要だと。

攻撃というのは、やはり、良い攻撃ができていたとしても、決定力を欠けば、という事はあり、この試合も決定力が9月や10月の3試合のようにあれば、少なくとも2得点はできたと思うのだが、守備については、やり方(コンセプト)を理由とする問題点というのもあって、そこは変える必要があると思う。今のところ、守備については、多くの失点があった西野ジャパンから、大きく良くなってはいない。おそらくそこは、冨安が昌子になっても、佐々木が長友になっても、今のままだと、大きくは変わらないと思われる。





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