ボリビア戦から感じた、この先のチーム作りについて。
前半の攻撃も悪かったわけではなく、
ボールを動かしながら相手の守備をどちらかのサイドに寄せて、
特に右サイドに寄せてから大きなサイドチェンジのパスで左の乾へ、
という攻撃では決定機も作ったし、
何回かは良い形も作ったし、
右サイドも縦へ抜け出せたり押し込む事ができた時には、
そこからのクロスで何回かはチャンスも作ったし、
という事だったのが、やはり、乾は決定力を欠き、
鎌田と宇佐美はなかなか最後のところでは良いプレーができず、
そして、香川も、中盤で起点となるところでは効果的な存在だったのだが、
香川自身が仕掛けて突破しなければならないシーン、
あるいは、香川自身が最後のフィニッシュのところでシュートまで、
というシーンではプレーが成功せず、
そういう事が結局は無得点に終わった原因だったかと。




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また、やはり、中島と南野と堂安が入ってからの違いというのは、
ポゼッションの力は下がって相手の攻撃時間は増えるのだが、
縦へのスピード感や縦への推進力、
そして、シュートへの意欲や最後のフィニッシュのところの迫力などは、
明らかに高くなる感じで、
後は個として、乾は決められなかったが中島は決めた、
という結果の部分で、それは結果論かもしれないが、
しかし、とても大きな差となって表れたと言えると思う。
またそこは、結果論だと言い切れないのは、
中島はドリブルからのシュートやシュートの技術など、
そこをずっと追及してきているし、
南野も堂安も、得点という事について常に高い意欲を持っているので、
やはり、その差が表れているような気がするから。

それから、ポゼッション率を高くするような戦い方というのは、
W杯のような舞台で日本が戦う事を考えた場合には、
やはり、カウンターを受けて失点するリスクを増大させるし、
また、ポゼッション率を高くするような戦い方ができなかった時に、
守備で耐える力が低くなったりとか、
カウンターができずに切り返す力(反撃する力)が低くなったりとか、
という事になってしまう可能性が高いと思うので、
そういう意味では、ポゼッションの力は低くなったとしても、
しっかりと守ってカウンターという戦い方ができるであろう、
中島と南野と堂安、そして、原口、という選手たちを軸にしたチームの方が、
勝率や引き分けられる率は上がるような気がしている。
もちろん、特に中島については、守備面での弱さはあるので、
という事ではあるが、まだ次のW杯までには3年あるから、
そこの成長も期待できるとは思うので。

ただ、特に乾については、ポゼッション志向のベティスでよりも、
堅守カウンター志向のエイバルなりアラベスでの方が活躍できているし、
香川についても、トルコ、ベシクタシュでは、
カウンターからの攻撃や香川自身が得点を取る事を強く求められ、
それによって変わる可能性もあると思うから、
やはり、中島と南野と堂安のセットに拘り続ける、
という事はしない方が、戦力層の厚いチームになるかなと思う。
当然、そういう意味では、乾と香川だけではなく、
2列目も、もっと多くの選手を試しても良いと思っていて、
そこは常にパフォーマンスの高い選手を配置できるようにしておいた方が、
停滞感を生まずに済むかと思う。
おそらく、CFのポジションについては、
大迫依存の状態で次のW杯まで進むのではないかと思うから、
そうなってくると、攻撃の生命線は2列目となってくると思うので。

ちなみに、ボリビア戦というのは、香川が乾が、中島が南野が堂安が、
という事よりも、国内組のパフォーマンスが良かった事、
そちらの方に、より収穫があったのではないだろうか。
特に橋本と畠中のパフォーマンスはとても高かったと思うし、
安西にも高い可能性を感じた。
やはり、日本人監督である1つの大きなメリットというのは、
国内の選手たちに詳しい、国内にいる選手たちの見極めに精度がある、
という部分にあると思うから、
そこのメリットを発揮し続けられるのかどうかも、
森保監督への評価としては重要な部分になってくると思う。
結局、海外組については、その時に活躍していれば招集する、
という簡単な判断基準で良いと思うのだが、
国内組については、ポテンシャルの見極めが最重要になってくると思うので。





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