「4-1-2-3」と「4-4-2」が流動的に変化するシステムの機能(効果)性。
それから、Uー21欧州選手権2019、システム面で興味深かったのは、「4-1-2-3」と「4-4-2」が流動的に変化する、別の言い方をすれば、「4-1-2-3」と「4-4-2」の中間のようなフレキシブルなシステムが、攻守に機能性を生み出していた、という事。そうであったのは主にスペインとフランスで、フランスを考えると、そういうシステム面の機能(効果)性だけではなく、インテンシティの強弱だとか、クリエイティブ性の高い選手の有無だとか、そして、連携力だとか、そういうものの必要性も強く感じたが、やはり、前述したようなシステム面の機能(効果)性はあった。


結局、大方の分析が的外れになってしまうのは、出発点を間違えてしまう、という事に原因があるように思う。 有料:100円:サポートもお願いします!




このブログは皆様の応援で継続されています。
記事を読む前に、
人気ブログランキング
にほんブログ村 サッカーブログ
サッカー FC2 Blog Ranking
上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
結局、ファースト・ディフェンスをどうするのか、という事を考えた場合、「4-1-2-3」だと相手の2CBに対して1人で、という事になるので、それによって苦しくなる場合もあるし、一方、「4-4-2」の場合には、基本的には横幅を5枚ではなく4枚で守る事になるので、その分だけサイドを使われやすくなるし、そうならないためには、横へのスライドで運動量を使わなければならないため、それと同時に縦へのスライドでも運動量を使う、つまり、ハイプレスもセットにしてしまうと、かなりのスタミナが必要とされてくるから、ルーマニアというチームがその限界によって敗退したとも言える。

そして、そのどちらを選択するのがベターなのか、というのは、事前の分析通りにはならない、実際に試合が始まってみなければわからない、という事も当然あるし、相手が試合中にシステムや戦い方や選手を変える、という事も当然あるし、試合の状況によっては、相手のシステムに噛み合わせる噛み合わせない、という選択が生まれてくる事も当然あるので、そこを素早く最小限の変化で、または、どちらにも対応できるようにさせるためには、「4-1-2-3」と「4-4-2」が流動的に変化する、「4-1-2-3」と「4-4-2」の中間のようなフレキシブルなシステムが有効であるのだと思う。

トータルフットボールというのは、ほぼ全員の選手にポリバレントな能力が必要となり、やはり、その分だけ難しさがあると言えるが、その少し手前のトータルフットボール的な戦い方として、「4-1-2-3」と「4-4-2」が流動的に変化する、別の言い方をすれば、「4-1-2-3」と「4-4-2」の中間のようなフレキシブルなシステム、というものが、生まれてきているような気がする。こちらの場合には、1人とか2人ぐらいの選手がポリバレントな能力に優れていれば、という事であると言えるので。もちろん、トータルフットボール的ものとは別角度からの、という側面もあるとは言えるが。




結局、大方の分析が的外れになってしまうのは、出発点を間違えてしまう、という事に原因があるように思う。 有料:100円:サポートもお願いします!


このブログは皆様の応援で継続されています。
記事の内容が「参考になった」と思いましたら、

人気ブログランキング

にほんブログ村 サッカーブログ

サッカー FC2 Blog Ranking

上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。


関連記事
【2019/07/03 11:43】 | ショートコラム | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
<<海外(アウェイ)での代表戦を増やしても強化に大きな意味を持つとは思えない。 | ホーム | CFに起用する選手のタイプを変化させて相手の守備の機能性を消失させるロジック。>>
コメント
コメントの投稿














管理者にだけ表示を許可する

トラックバック
トラックバックURL
→http://kodahima.blog71.fc2.com/tb.php/4457-ef0e9796
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
| ホーム |