2年前の「AFC Uー23選手権」のウズベキスタン戦の戦評で書いた事が、そのまま今の東京五輪代表の森保ジャパンにも当て嵌まるので再掲載。
試合 :AFC Uー23選手権 トーナメントステージ 準々決勝
開催日:2018年1月19日
結果 :ウズベキスタン代表勝利
スコア:「0-4」
得点者:シディコフ ハムダモフ ヤフシボエフ ヤフシボエフ


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MF   岩崎悠人            高木彰人
MF        井上潮音  神谷優太
DF 遠藤渓太 古賀太陽 立田悠悟 原輝綺  藤谷壮
GK           小島亨介

FW           田川亨介
MF   旗手怜央            三好康児
MF        伊藤洋輝  神谷優太
DF 遠藤渓太 古賀太陽 立田悠悟 原輝綺  藤谷壮
GK           小島亨介


低い位置でのボールロストから、とか、1対1のところでの守備の軽さから、とか、グループ・ステージの3試合を観てきていれば、ある程度は誰にでも予想できたパターンからの失点だったので、もし今回の無得点4失点の惨敗を「まさか」と森保監督が感じていたとしたら、それは少し問題であるかなと。低い位置から丁寧に繋ぐサッカーは、当然、低い位置でボールを奪われる、というリスクの高さがあるし、どの年代であろうと日本のサッカーの守備力の低さは、個の守備力の低さ、個のミス、という事に大きく起因しているので、そこを認識していないとしたら、やはり、少し問題があるかなと。

日本がどのようなサッカーをしてくるのか、日本の弱点はどこにあるのか、という事は、当然、相手も分析してくるので、今の森保ジャパンのサッカーだと、低い位置から丁寧にボールを繋ごうとするポゼッション・サッカーをしてくるし、そこでのポゼッションの力も高くない、「5-4-1」で守備に人数はかけているが、個々の守備力は高くない、という事になれば、当然、そこに圧力をかければ高い位置でボールを奪える可能性が高い、そして、そこから得点を奪える可能性も高い、であろうという事は分析するに容易だったので、やはり、今回の試合の結果や内容は「まさか」ではなかったはず。

もちろんとして、低い位置から丁寧にボールを繋ごうとするポゼッション・サッカーが悪い、と言っているわけではない。しかしながら、現在は、そういうサッカーへの対応策が確立し、かなり浸透している状況なので、特にそういうサッカーをするにおいての個の力の優位性を持たないチームの場合は、こういう結果や内容の試合になってしまう可能性が高いと言わざるを得ない。もちろんとして、今大会の場合には、相手がUー23の選手たち中心だったのに対し日本はUー21だった、日本には、この年代のトップクラスだと思われる選手たちが4人から6人ぐらい欠けていた、という事は当然ある。

しかし、同年代ではあっても、五輪ではもっと強い相手と戦う事になると思うから、やはり、少し根本的な見直しが必要であると思う。つまり、ベースは、低い位置から丁寧にボールを繋ごうとするポゼッション・サッカーであったとしても、もう少しシンプルでリスクを減らしたサッカー、というものにマイナーチェンジする必要があると思う。以前にも書いたように、個人的には、特にアンダーカテゴリーのサッカーにおいては、複雑であったり高度であったり、もしくは、ある1つのやり方に偏重するような戦い方というのは推奨しない。よりシンプルに個の力を伸ばせるサッカーをしてもらいたい。

やはり、大前提として、どのようなシステムやスタイルの戦い方をするにしても、そこには個の力というベースが必要であり、むしろ、個の力というベースが戦えるレベルにまで到達してから、それに適したシステムやスタイルは何であるのか、とアプローチする方が良いと思う。もちろん、まずは雛形として、森保監督のサッカーをする事については全く問題無いと思うが、重要であるのは、そこからきちんと修正を加えていく、監督も選手もチームもそうしていく、という事であると思う。そして、もっと「戦える」チームや選手たちになる、する、という事が、残された時間でやるべき事であると思う。


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