ポジティブな要素2:仕切り直しができる。
「AFC U23選手権」は少なからずのショッキングな結果ではあったが、むしろ、2019年のトゥーロン国際で準優勝できた、続く遠征ではブラジルにも勝利できた、という事によって生まれていた楽観的なムードを消す事ができた、それによって、何となくではなく、強い危機感を持って、しっかりとあらゆる面での仕切り直しがしやすくなった、という事も言えると思う。東京五輪なのでホームアドバンテージはあると思うが、そもそも、まだ日本は世界の中では強豪国ではない。従って、ホームアドバンテージがあるから、と考えるのは甘過ぎる。それは選手の招集に関してもそうで、そこは引き締め直して欲しい。
ネガティブな要素1:やはり個の力は不安。
お馴染みのパターンとして、本番が近づいて来れば来る程、個の力不足は表層化してくる。それ故に、これまでの試合においては、チームとしての結果よりも個の力の成長、それが最重要だと書いてきた。U23でも、欧州のトップリーグで活躍している選手は少なくない。かつては軽視されていた五輪サッカーだが、近年は力を入れる国も増えてきている。更には、そういう傾向などもありつつ、代表というチームはアンダーカテゴリーでもU23ぐらいになるとチーム作りに多くの時間を費やせなくなっている。そうなってくれば、やはり、個の力の重要性というのは嫌でも高まるわけで、どうしてもそこの不安は拭えない。
ネガティブな要素2:戦い方についても不安。
森保監督が最も得意としているシステムでもあるし、システムは「5-4-1」でも悪いとは思わない。ただ、「AFC U23選手権」でもそうだったように、ポゼッション寄りになり過ぎるのは良くないと思う。それから、五輪を想定した場合に、守備的になってしまうのも悪いとは思わない。ただ、DFラインを下げるのが早過ぎたりとか、DFラインの選手たちが勇気や良い判断で一歩前で、なるべく前で、という守備対応ができなくなると、MFラインとDFラインの間が弱点になって守れなくなってしまう。更にそれは攻撃面にも悪影響を与える。とりあえずは、そこの部分だけでも修正しないと大きな不安である。
このブログは皆様の応援で継続されています。
「参考になった」「面白かった」「賛同できる」と思いましたら、
人気ブログランキング
にほんブログ村 サッカーブログ
サッカー FC2 Blog Ranking
上記3ヶ所への応援クリックを宜しくお願い致します。
★ 岡崎慎司の出場は無し。ウエスカが苦戦した理由の1つには。3得点を奪ったポンフェラディーナの攻撃面の狙いとは。ウエスカが苦戦した理由の2つには。今節は出番が与えられなかった岡崎だが。ウエスカの攻撃の機能性を下げた一因は。 【 ポンフェラディーナ vs ウエスカ 】 有料:200円:サポートによる支援もお願いします!
★ 柴崎岳は先発フル出場で6連勝に貢献。気になる左サイド。左WBのモジェホからのクロスを右WBのボヴェダ。「5-4-1」だったのか「5-3-2」だったのか。柴崎のパフォーマンスを大きく引き上げているアグレッシブさ。森保ジャパンでも必要な事とは。 【 デポルティーボ vs ラス・パルマス 】 有料:200円:サポートによる支援もお願いします!
★ 森保ジャパンのようだったヌマンシア。前半のサラゴサが苦戦した理由。後半は対応してきたサラゴサ。後半のサラゴサはどう修正したのか。香川真司の出場は無かったが興味深い試合だった。森保ジャパンについても言える同じ事。 【 サラゴサ vs ヌマンシア 】 有料:200円:サポートによる支援もお願いします!
★ クオリティの高さを持った個が、パターン化された中から生み出すもの、あるいは、パターン化を崩して生み出すもの、それが前提となるもの、欠かせないものであり、そこを軽視してしまうと成り立たない。 有料:300円:サポートによる支援もお願いします!
★ なぜ結局は「個の力」なのか。そして日本のサッカーに欠けているチーム作りの重要なポイントとは。 有料:300円:サポートによる支援もお願いします!
- 関連記事
-
|
トラックバックURL
→http://kodahima.blog71.fc2.com/tb.php/4686-10a5d088
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
|