ベッカムのセンタリングはなぜ良いのか?
実は私もセンタリングには自信を持っていて、
右サイドが自分の得意ゾーンだったので、
ベッカムのセンタリングには共感できるものがあるのです。

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すごく簡単に分析してしまうと、
ニアを狙う場合は別ですが、
低い弾道で落ちの少ないセンタリングは、
悪いセンタリングだと言えます。
なぜなら、前に立つDFに弾かれてしまう可能性が大きいからです。
また、味方の選手からはセンタリングの軌道が良く見えないのですが、
前に立つ相手選手からはセンタリングの軌道が良く見えます。

しかし、
蹴り出した時の弾道が高く、
狙ったポイントに向かって鋭く落ちるようなセンタリングは、
つまりベッカムのセンタリングがそうなのですが、
蹴った瞬間から受け手の味方選手には良くボールの軌道が見えます。
また、前に立つDFの頭上を超え、
尚且つ、ピンポイントでボールが落ちてきますから、
とてもタイミングを合わせやすいボールだと言えます。

よく、線ではなく点で合わせるセンタリングが良いと言われますが、
まさにベッカムのセンタリングが、
その最もお手本となるセンタリングであると言えます。

ではベッカムのようなセンタリングはどうやって蹴るのか?
についてですが、
この蹴り方ができていないサイド選手が、
日本人選手には多いと感じています。

まず、蹴る場所は足のインサイドです。
足の甲、フロント部分で蹴ってしまうと、
ライナー性のボールしか蹴れません。
このインサイドでドライブ回転を掛けるよう、
擦り上げるように蹴ることが第1のポイントです。
そうすることで、
高くボールを上げ、尚且つ、落ちるボールを蹴ることができます。
しかし、それだけではまだ50%です。
残りは、ボールにカーブを掛けることです。
これによって、GKから離れていく、
もしくは、ゴール方向へ向かっていく、
ボールが蹴れるわけです。
また、ボールを曲げることで、
センタリングに角度がつきますから、
合わせる選手にしてみれば、
ボールの弾力や軌道を利用してシュートすることができるわけです。
つまり、

ボールをインサイドで擦り上げるように蹴り、尚且つ、カーブを掛けることで、まるで、ゴルフのアプローチが直接カップインするかのように、センタリングがFW選手に合う、

ということになります。
これがベッカムのセンタリングが良い理由ですね。

ベッカムの蹴り方を見ていると、
まるで右足をゴルフクラブのように使っているように感じます。
ロングフィードの時は逆に、
フロントもしくは少しアウトフロントで、
ボールの下を切るような感覚で、
バックスピンを掛けたライナー性のボールを蹴っていることがわかります。
こういう多彩なキック、
高いセンタリングの精度を生み出すキックができる選手が、
早く日本も出現して欲しいですね。

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【2007/06/23 12:04】 | 育成・技術・練習論 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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