オーストラリア戦後 オシム会見&選手コメント
準々決勝オーストラリア戦後オシム公式会見と選手コメントからです。

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「病気でなくても、心臓に悪いので見なかった。私はここでは死にたくない。故郷のサラエボで死にたいので、発作を起こしたくない。だから見なかった。それに、私が(PK戦を)見ていると勝てないというジンクスがある」

オシムがドレッシングルームに下がる姿を見て「ジンクスかな?」と思いましたが、どうやら本当にそうだったみたいですね。でも、なぜかジーコジャパンの時より心臓に悪い気がします。相手がオーストラリアだったからでしょうか? でもこれで嫌な思い出が払拭できましたから良かったですよね。

「なぜなら、私たちのサッカーが完成の域に達していないからだ。ハンドボールや水球では、退場者がいる間に点が入るが、サッカーはそうでない。サッカーは足でやるスポーツなので、よりボール扱いが難しい。それほど正確なパスを出せるなら、もっと楽に勝てるのだが。またサッカーはビリヤードとも違って、狭いスペースにボールがうまく転がるわけでもない。それよりも、われわれの内容がよかったことを、もっと見てほしい。いつも心掛けているサイド攻撃は機能していた。オーストラリアに優秀なGKと優秀な4~5人のDFがいたことは、われわれの責任ではない。それに疲れもある」

完成の域に達していない。確かに、ずっと言われている問題、新しく出た課題、それぞれあったわけですが、とりあえず今は優勝を目指すことが大事だと思います。脱アジア、さらなる高みを目指すのは、アジア王者という肩書きを得てからでも遅くないですからね。

「1人退場で少なくなるのも、サッカーにはつきものの事件であるから、われわれの側に責任があったわけではない。それに少ない方のチームが、モチベーションを強めて、しっかりしたプレーをすることもある。むしろそれが普通だ。人数が1人少ない方が勝つことだって、世界中のサッカーではよくあることだ。アンリ(※フランス代表FW、バルセロナ所属)という選手がもし日本にいたとすれば、10人になったとしてもカウンターによって勝つ可能性がある。それにオーストラリアにはキューウェルが途中から入ってきたし、1対1で勝負する選手もいた。個人的には、日本がこの試合でしたこと以上に何ができたか、ということを教えてほしい。退場者が出る前も、出た後も、日本の方がいいプレーをしていたことは事実だと思う。ひょっとすると、別の見方ができるのかもしれないが。PKの前に(勝負が)決まればよかったが、そうしたくても相手がそうさせてくれなかった。それが答えでよいだろうか」

個人的には、日本がこの試合でしたこと以上に何ができたか、ということを教えてほしい。要するに多くの人が言いたいのは、もっと交代采配を早くするべきではなかったのか? ドリブラーなど仕掛けるタイプの選手を起用すべきではないのか? ということだと思います。そして、それは私も思っていることです。オシムがその辺りのことをどう思っているのか、いつもはぐらかされるので解りませんが、アジア杯が終わった後には、オシムジャパンの課題として問われることになるだろうと思います。

「勝ちはしたが「日本化」するというところまでは、まだできていない。怒らないでほしいのだが、よく日本人のジャーナリストからそういう質問を受けるが、意図が分かりかねることがある。オシムが監督で勝った方がいいのか、それともオシムのせいで負けた方がいいのか。つまり、日本を応援する立場で記事を書いているかどうか、はっきりしてほしい。結論を急がないでほしい。まだ時間はある。私としては、結論をできるだけ先に引き延ばそうと思っている。つまり、皆さん(ジャーナリスト)と反対のことをしようとしているのだ」

まあ、確かに日本のマスコミは応援しているのか邪魔しているのか判らない時がありますが・・・(苦笑) つまり、日本のマスコミは、判り易い、これだ! というオシムジャパンの代名詞のようなものが欲しいわけですね。一言でオシムジャパンを言い表したい。そうすれば理解しているような気持ちになれますから(苦笑) しかし、このアジア大会では、気候条件が悪く、オシムが理想とするような日本らしいサッカーは封印しているので、いくら優勝しても答えは出ないでしょうね・・・。その辺りをマスコミも理解して欲しい気がします。

「私が「満足してはいけない」と言っているのは、それ以上進歩しないことになってしまうから、監督として満足してはいけないと申し上げた。しかし、本心とは別に、ここで「満足した」と申し上げようか? この会見を終わらせるためにはそうした方がいいかな(笑)。あるいは、私が(「満足した」と)言ったと記事を書いても構わない」

「満足していますか?」「嬉しいですか?」「辛いですか?」こんなことを監督や選手に尋ねても意味なくて、まさに愚問ですね。どっちに答えても文句を言う人がいる質問で、物事の核心とは無縁の質問です。それは本人が語るべきことではなく、周囲の人間が推し測ることですからね。

○ 選手

「(川口)PK戦は集中力を切らさずに(臨んだ)。これまでの試合、みんな頑張っていたので、その頑張りに今日は応えたかった。今日も佑二(中澤)は集中していたし、タカ(高原)も決めてくれた。みんなの頑張りを無駄にしたくなかった」

良かった、良かった、とにかく、良かった。川口がいるだけでPK戦に希望を持たせてくれる、そんな気がします。ドイツでやらかしたミスも無かったですし、最高でした。

「(高原)(ゴールシーンについて)オーストラリアのビデオを見たときに、簡単にキックフェイントに引っかかっていた。今日も切り返しにたくさん引っかっていた。ここぞというところで、ああいうプレーができてよかった。失点した後にまだ時間があったし、まずは同点に追いつくことを考えた。早く追いつけたからこそ勝てたと思う。流れが悪くなるところを持ちこたえられた。オーストラリアはこれから何度も当たる相手。ただ、そういう相手に何度も負けるのはよくない。そういう意味では、PKでも勝ててよかった」

ベトナム戦の巻もそうでしたが、「こうしたらいいんじゃないか?」、と考えてプレーすることは大切なことで、頭の悪い選手は一流にはなれず、私はきちんと対策などを考えてプレーする選手が大好きです。身体能力や技術には限界がありますが、知恵には限界がありません。日本はそれを武器に世界と戦ってきたわけですから、サッカー選手もそうあるべきだと思います。

「(俊輔)今日は自分たちが走ってボールも動かしたが、暑くなければオーストラリアはもっと走るし、パワーが出てくる。特殊な大会だと始まる前から言っていたが、もっと気温が低い時にどうなるか考えていく必要がある。ただ、攻撃のバリエーションは確実に増えてきている。(同点ゴールのクロスについて)起点になったからよかった。あの(失点直後の)時間帯は勝負のパスをどんどん入れないといけない。そうしないと、守備を固めてカウンターという、相手のペースになってしまう。(延長後半の決定的なシュートについて)うまく当たらなかった。両足でジャンプした時に、ふくらはぎがつった。GKのセーブもよかったが、ここでつるかという感じ。でもPKを決められてよかった。今日は走ったという達成感がある」

そう、今までの日本代表は、失点してもすぐに取り返そうという意識が低く、ダラダラボール回しして、結局負けるというパターンが多かったのですが、オシムジャパン、特にやはり海外で活躍している高原と俊輔には、取られたら1分でも1秒でも早く取り返そうという高い意識が感じられます。それでもまだ疲労困憊で1人少ないオーストラリアに勝ち切れないというダメさはあるのですが、改善の兆しが見えることは良いことだと思います。点を取らなければ勝てない、時間はすぐに無くなる、そういう意識をもっと高めて欲しいですね。だからと言って、守備を捨てろ、と言っているわけではないのですから・・・。しかし、この試合の俊輔がボールを持つと、特に低い位置でボールを持つとヒヤヒヤしました(苦笑) 俊輔がボール奪われてカウンターから失点とかよくあるので・・・。その意味ではこの試合は憲剛の方が安心して見ていられましたね。

「(巻)(同点ゴールについて)タカさん(高原)のシュートがうまかった。失点してすぐに同点にできてよかった。気持ちを落とさずに、攻めようという気持ちを持てた。課題はフィニッシュの部分と、相手のセンターバックをどう引き出すかというところ。特に相手が10人になってからは、引かれてしまい難しかった。その引いた守備陣の手前でスペースをうまく作って、ミドルシュートを打つとか、そういう動きがよりゴールに近づくと思う。今日の勝利は後から出る人も仕事をしてくれるという安心感があって得られたもの。チームみんなの勝利だと思う」

最近の巻の発言には知性を感じますね(笑) 素晴らしいことです。巻にもミドルシュートを身につけて欲しいですね。あの体格なら強烈なミドルが打てるようになるはず。黒崎のような選手になって欲しいですね。

「(鈴木)今日の勝利はうれしかった。前半危ないシーンもあったが、相手の研究ができていた。相手のフィジカルはそこまで強くなかった。マークもチーム全体でできていた。サイドバックの加地と駒野が中に絞りながら、ケアもしてくれた。オーストラリア代表はもちろんサッカーをよく知っているし、個人の質も高い。今までの相手より組織立っているし、ボールをつながせるところ、パスを取りにいくところがはっきりしている。今日は勝てたが、次に対戦したときに勝てる保証はない。それだけの相手だと思う。(今日の勝利の影響は)それを大きくするのも小さくするのも自分たち次第。確かに準々決勝から3試合勝てばタイトルが取れるわけだが、優勝とはそういうものではない。それはJリーグでも経験しているし、カップ戦で勝ちに近づく方法も分かっている。今日の1勝は、1試合勝ち上がっただけの話。あくまで3試合のうちのひとつだと思う。この大会は勝たなければならないという風潮があるので、大変」

この試合の鈴木は本当によく中盤で相手の攻撃を封じていました。見ていて感動するほどです(笑) これがヒデと福西のダブルボランチだったら、負けていたかもしれませんよ。それぐらい効いていました。PK戦で川口に主役の座は奪われてしまいましたが(笑)、まさにオシムジャパンの要の選手ですね。尻上がりに調子も上がってきているような気がします。頼もしいですね。

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【2007/07/22 11:45】 | オシムジャパン考察 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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コメント
なべやんさん、ご質問ありがとうございます。

オシムの心を読むと、
どうしても失点だけはしたくなかったのかなと思います。
延長最初から勝負に出て失点するよりは、
PK戦の方が良いと考えたのかもしれません。
だからかなり残り少ない時間で、
よりリスクの少ないパワープレイの矢野を選択した、
と私は考えています。

客観的に交代采配を考えると、
羽生などを入れても面白かったとは思いますが、
それだけ信用が無いということなのでしょう・・・。
水野と山岸ならさらに・・・。
すると残りは矢野と太田ということになりますが、
そうなると矢野しかないかなという感じです。

いつもはリスクを背負う攻撃も辞さないオシムですが、
さすがに勇気が出なかったのかなと思います。
我々としては、
もっと早い段階で交代しても良かったのではないか、
羽生や太田が良かったのではないか、
と思ってしまいますけどね・・・(苦笑)
【2007/07/22 22:55】 URL | 管理者 jube #-[ 編集] | page top↑
選手交代ですが、あの遅い時間にFWを三人にするより、延長に入った時点で鈴木のワンボランチの4‐1‐3‐2でもよかったのかと思うのですが、どうお考えでしょう?
【2007/07/22 22:32】 URL | なべやん #-[ 編集] | page top↑
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