スイス戦後 オシム監督&日本人選手コメント
スイス戦後のコメントからです。

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○ なぜ最初から後半のプレーができなかったのか?

「試合序盤については、もしかしたらわれわれは相手のことをリスペクトし過ぎていたのかもしれない。もちろんスイスは最近、いい結果残している。ただ、相手を恐れていたというわけではないが、もしかしたらリスペクトし過ぎていたのかもしれない。最初、選手には戸惑いがあった。コンビネーションするのか、キープするのか、守るだけなのか。守るだけというのは非常に難しい。相手のFWも非常に背が高いわけだし、守るだけではやられていたと思う。残念ながら最初の2失点は、非常に安っぽいものだった。これは、相手に簡単に機会を与えて、こちらがミスをしてしまったということだが、2点ビハインドの状態からこのような結果を残せたことについては満足している」

実際に試合するまで、相手の実力について、必ず過大評価か過小評価になってしまうとは思いますが、それに左右されない為には、自分たちのサッカーが確立している、ということが重要だと思います。また、アジアカップでもそうですが、オシムジャパンは失点しないと攻撃意識に火がつかない、という傾向があるように思います。こういうサッカーをしていると、アジアカップのオーストラリア戦、サウジアラビア戦、韓国戦、のような試合になってしまい、自ら厳しい試合にしてしまいますので、ここは意識改革が必要だと思いますね。「先んずれば人を制す」いわゆる「先制攻撃」は戦いを有利に進める有効な手段ですから、ぜひその意識を高めて欲しいですね。

○ ハーフタイムでの指示は?

「もちろん、論理的に指示を出せれば一番いいのだが、実際には選手たちにそうは言わなかった。怒って指示をした。欧州であればダイレクトで指示を出すことができるが、日本では怒りながら、感情を出しながらメッセージを与えるのは難しい。後半、改善されたいくつかの点はあったが、実際には前半の25分からチーム状態は向上したと思う。スイスにとっては、危険な状況だったと思う。比較的早い時間帯に2点を取って、ある意味安心してしまった。そこで1点を返されてから、心理的に難しい状況になったのかもしれない。日本としては、もちろん後半が良かったというのは正しいが、前半25分くらいから、ゲームをコントロールするということにおいて、スイスと日本の立場は逆転したのだと思う」

オシム監督は前半25分から日本は良くなったと言っていますが、私は特にそうは感じませんでしたね。心理的にスイスが油断して、後半もその緩んだ心理が回復しなかったというのはあると思いますが、それでも勝てなかったのが今までの日本代表でしたから、勝ったことは素直に評価できると思います。

○ チームに新しい力は見えたか?

「確かに、相手のレベルもあることなので、信じられなかった選手たちの一面が見えることがある。それはいい面でも、悪い面でもある。例えば、中村俊輔を前半で交代させようかと考えることがあった。しかし、ロッカールームで選手たちの様子を見ていて、それでまた判断が変わることがある。松井についても、前半にいいシーンがあったが、それ以外のプレーについてはどうだったか。ハーフタイムの様子を見て、そこで選手を代えるのか。監督としては、後半の3分、4分、5分くらいはトライさせてみたい。このまま前半と同じように、いいプレーが見られないかもしれない。そうすれば交代しよう。そう考えて選手をピッチに送り出すと、突然、人が変わったようにいいプレーをする。サッカーとは難しいもので、どのような状況になるのか、まったく読めない。後半、自分たちにとっては、非常に良かったと思う。全体的にスペースが多めにあったこともあるし、比較的簡単にボールを回すことができて、ボールがないところでの動きも良かった。最終的に自分たちが勝つことができたわけだが、得点というのはあくまですべてのプロセスの結果であって、運が良かったこともあるし、場合によってはとてもクレバーなシーンもあったかもしれない」

スイス戦の前半のパフォーマンスならば、闘莉王以外の選手は後半で誰が交代させられてもおかしくない状態でした。しかし、俊輔と松井が後半からはアグレッシブなプレーを見せて、それによって巻のパフォーマンスも向上しましたね。松井はオシムジャパンの新しい力として認識されたと思いますし、稲本に関しても、また招集されるチャンスはあると思います。ちなみに、矢野も代表初ゴールを決めて、自信になったのではないかと思いますね。

○ 松井大輔コメント

「(中村)俊さんとヤット(遠藤)さんがいるので、自分を見てくれている。裏にボールが出てくると信じて、裏に抜けることだけを考えてプレーしていた。仕掛けるのはもちろんだし、ペナルティーエリアに入ることも大事だと思っている。そこからしかゴールは生まれない。相手が嫌がることをしていかないと、チャンスは生まれない。オシム監督のサッカーは選手としては辛いが、すごく魅力がある」

結局、我々としても、どう考えても無謀な場面でドリブルしろとかシュートを打てとか、そういうことを求めているわけではなく、五分五分の場面ではドリブルで仕掛けろシュートを打て勝負を逃げるな、と要求しているだけなんですよね。日本の選手は勝負して勝てる可能性が80%以上ないと勝負しない、50%では勝負を避ける、という傾向があるので、我々はそれに苛立つわけですよね。

○ 中村俊輔コメント

「(後半に盛り返した理由は)一番の理由は、やっているサッカーを変えなかったこと。ハーフタイムに、自分たちのやっていることを続けようと話した。それから監督は、サイドで2対1を作ることを忘れるなとも言った。1点を返して1-2になったとき、もっと点を取りに行く意識を持っていたのがよかった。日本が変わったというよりは、相手が落ちた。ヨーロッパのチームにはよくあるが、前半飛ばしていて、後半に止まったりする。左サイドバック(マニャン)が交代したこともあるが、向こうが少し止まった。(スイスの試合の入り方について)日本の理想だと思う。みんなが連動して守備をするから、誰が誰をマークするという形ではなく、5メートルずれるだけでプレッシャーがかかっている。日本は1人に付いて、それからやっとプレッシャーをかけにいく。そこが違う。(今回の2試合を通じて)10日間練習できたことは収穫。チームの個人個人のプレーの特徴が、さらに理解できた。例えば(鈴木)啓太なら、前への決定的なパスは出さないで、闘莉王に下げるパスが多い。それなら、闘莉王に下げている間に、誰かがもう走り出さなければいけない。そういうことが分かれば、自分が何をするかも考えられる」

俊輔が言う「やっているサッカーを変えなかったこと」とは、前半と変えなかったということではなく、今までと変えなかったということでしょうか? ちょっとそこが不明です。スイスの戦い方に関して、前半飛ばしたというよりは、アッサリ2点奪って気持ちが緩んだという感じでしたね。1度落としたテンションを上げるのは難しいものです。しかし、俊輔の言うように、スイスの守備の仕方(攻撃においても)、トライアングルを常に保ち続ける組織的な動きは、日本にとって最高のお手本となると思います。この欧州遠征は、個々の選手の相互理解もそうですが、いろいろ学べることが多い2試合でしたね。ここでの経験を上積みしていければ、アジアではまず負けないチームになると思います。

○ 巻誠一郎コメント

「(1得点を挙げ、PKも獲得するなど奮闘したが)自分は主役になるような選手じゃないし、脇役だと思う。でも、今日はちょっと目立った気がする。セットプレーの時は、闘莉王さんと中澤さんのいないところを狙っていた。その2人に一番強い選手が付くので、そこを外せば穴ができることは分かっていた。結果として自分のところには弱い選手が来て、最終的に振り切ることができた。勝ててよかった」

なぜ脇役だと自分で決め付けるのか(怒) FWは主役でなくては困りますよ。謙虚とかそんなことではないです。だから柳沢と同じだとか言われてしまうのですよ。「俺のところに来い!」それぐらいの魂の持ち主でないと、いざという時に活躍できないです。

○ 稲本潤一コメント

「前半は、相手の速いペースに戸惑った。セットプレーの練習もあまりやっていなかったので、そういう部分で失点してしまった。踏ん張れるプレーができていたら、違っていたと思う。それでもボールをつないでいったら、前半と後半が逆になった。後半は自分や(鈴木)啓太が、前を向いてスペースにボールを出せて、押し上げもできた。(ハーフタイムに監督からは)「観光に来たわけじゃない。0-2で終わるわけにはいかない。しっかりボールをつないで、人とボールの動くサッカーをしよう」という話だった。結果が出たことはよかった。後半、先に点を取ったことが大きかった。松井も勝負してくれて、1対1の勝負ができた。全体のパフォーマンスもよかった。セットプレー以外のチャンスは作らせなかったし、それは自信を持っていいと思う。ただ、不要なファウルとか、セットプレー後のケアとか、課題はまだある。自分にとっては、しっかりゲームに出られたことが収穫」

本当なら、闘莉王が見せたプレーを、稲本にやって欲しいのですよね。リスクをかけてゴール前に上がる、ドリブルで強引に仕掛ける、ロングフィードでチャンスを作る、そういうプレーを皆は稲本に期待していると思います。良いプレーを見せているというだけでは、稲本にレギュラーポジションは回ってこないと思いますね。仕事量をもっと増やしてもらいたいところです。

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【2007/09/13 12:12】 | オシムジャパン考察 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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