「帰化」ということの賛否を考える。
FIFA会長であるブラッター氏が、
ブラジル人の帰化はもう終わりにした方が良い、
という趣旨の発言をしたようです。

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この問題は、
とても難しい。

現在日本においても、
田中マルクス闘莉王と三都主アレサンドロという2人が、
日本代表に選ばれる可能性のある、
ブラジル人帰化選手である。

しかし、
今はこの2人が日本代表に選ばれたとしても、
2人という少数であること、
そして、
この2人は日本での生活が長いこと、
それがある為に、
大きな問題にはなっていないし、
特に問題は無いと、
私も思っています。

但し、
前述した条件を満たさない場合は、
どうでしょうか?

つまり、
日本代表に5人も6人も、
他国の帰化選手が選ばれ主力となったり、
日本代表を強くする目的のみで、
日本に縁もゆかりも無い、
他国の選手を帰化させる、
ということが起きた場合、
やはりこれには、
どこかでストップをかける必要があると思います。

これは差別ではなく、
サッカーというスポーツの、
行過ぎたビジネスライクを止める為であり、
サッカーというスポーツの、
面白味を無くさない為であります。

何度も書いていますが、
私はEURO圏の、
ボーダーレスな自由化、
EURO国籍選手の外国籍枠の撤廃には、
反対の立場です。

サッカーの面白味の大きな1つには、
国民性、
つまり、
アイデンティティーというものがあり、
民族の代理戦争という一面もあると思っています。

もちろん、
過激なアイデンティティーの対立は、
絶対にしてはなりませんが、
それを、
スポーツというルールの上でやることは、
あって然るべきだと思っています。

帰化選手として、
記憶に新しいのは、
アジアカップで日本が対戦した、
カタールとサウジアラビア。

南米系のFW選手と、
アフリカ系のFW選手が、
それぞれ帰化選手として参加していました。

もちろん、
1人か2人という少人数でありますから、
問題は無いと思いますが、
中東の国には莫大なオイルマネーがあり、
それを使って、
帰化選手を増やすという事態になったならば、
それはやはり、
大きな問題であると言えます。

サッカーというスポーツにルールがるように、
代表チームの有り方にも、
ルールを制定する必要がある、
そのような時代に入ってきたかなと思います。

その国で10年以上生活した実態があり、
尚且つ、
その国のリーグで5年以上プレーした実績があるとか、
そういう条件を満たさなければ、
帰化しても代表選手には選ぶことができない、
とこのような、
ルールを制定することも、
必要になってきたのではないかと思います。

全ての国の代表に、
ブラジル人の帰化選手がいる、
という状況は好ましくないと、
私も思いますし、

何より、

資金力=強さ、
という図式が、
これ以上サッカー界に蔓延することも、
絶対に歯止めをかけたいところです。

自由競争原理が、
全ての市場を正常化させるというのは、
一部の経済学者の幻想で、
実態はそうではありません。

そこには必ず、
強者に対する規制と、
弱者に対する支援というものが、
必要となってきます。

問題はそのバランスと方法で、
強者に対する強過ぎる規制は当然ダメであり、
弱者に対する無計画で無監視のバラまき支援というものも、
全く意味がありません。

サッカーの放送権に関することも同様で、
やはり地元のクラブは、
地元のテレビ局に、
優先的且つ格安で放送権契約を結ぶ、
ということが絶対だと思っています。

そこに自由競争の原理を持ち込むなどという意見は、
実態の市場原理を知らない、
机上の空論を振りかざす、
生兵法者であると言えます。

少し話が広がってしまいましたが、
私が言いたいことは、

何がサッカーにとって最善なのか?
サッカーの魅力を保ち続ける為には何が最善なのか?

それを考えるならば、
規制というルールを設けることも、
必要不可欠なのではないかということですね。


いつも応援ありがとうございます。
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【2007/11/30 23:50】 | ショートコラム | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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