バルサホームのカンプノウですし、
条件的にはかなり厳しい状態での2st.legだったのですが、 スコア「1-0」でやはりバルセロナがセルティックを敗って、 CLベスト8へ駒を進めました。 記事を読む前に、 ◎ サッカー人気ブログランキング ◎ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ へのクリックをお願い致します。
セルティックは1st.legと布陣を変えてきましたね。
俊輔は、1st.legでは「4-4-2 DB型」の右SH(後半からは左SH)でしたが、 この2st.legでは「4-3-3 DB型」もしくは「4-5-1 DB型」の1トップの下、 つまりへェッセリンクの下の中央でプレーしていました。 それは1st.legの記事で中で「ストラカン監督には俊輔の使い方として、 なるべく守備負担を減らすような使い方をして欲しいですね」と書いたのですが、 やはりそのような意図だったのではないかと思います。 しかしこれも1st.legの記事の中で書いたのですが、 「俊輔にもっと得点力があればFW的に起用できるのですが、 そこが俊輔を使う時の監督の悩み所ではありますがね・・・・」ということ、 それがそのまま出てしまった試合だったように思います。 FW的ということに関して、得点力だけでなく、 FW的なボールの受け方、ということも俊輔は得意としていません。 その一番は何かと言えば、緩急という部分ですね。 DF4+MF4が守備をしている間、俊輔は前に残っているわけですが、 (しかし、守備に参加してしまうことが多く、 1トップが孤立してしまうということもこの試合では多かった)、 味方がボールを奪った時、それまでダラダラと動いていた状態から、 急にスイッチを入れ、 スピードアップしてスペースへ動いたりDFのマークを外したり、 そういう緩急の動きをしないと、 なかなか俊輔にボールが出せないし、 もし無理して出したとしても、 すぐに相手に詰められてしまうので、 そこから後ろの選手が俊輔を信頼して攻撃参加する、 ということができない状態でした。 セルティックの場合はカウンターからサイド攻撃、 この形ができないとなかなか攻撃になりませんから、 この試合の感じでバルセロナから得点を奪う可能性は、 限りなくゼロに近かったように思います。 昨シーズンからセルティックの試合を見ると常に感じていたのですが、 ストラカン監督はやはりサイドには縦へスピードのある選手を、 置きたいと考えているのだと思うのです。 しかし、アクセントという意味で俊輔は外せないし、 セットプレーでの得点力というものがありますから、 その意味でも俊輔は外せないので、 そこでかなり迷いというのか悩みというのか、 そのようなものを感じます。 俊輔という選手を起用する時にはそこが常にネックになるのですが、 やはり最も俊輔を起用して機能するのは、 私が「俊輔を軸としたチームを作る場合の2つの左右展開型」、 こちらの記事で書いたような方法だと思うのです。 MF4枚を使って8枚の守備ゾーンを作りたいというのは解かるのですが、 そこは我慢してMF3枚を使って7枚の守備ゾーンにする、 ということが必要かなと思います。 それから、セルティックは、 昨シーズンにいたレノンとグラベセン、 この2人が抜けたことが大きいように思います。 この2人がいないことで、 昨シーズンに比べて守備ブロックがルーズで弱くなっていますし、 中盤や前線でのプレス力も弱くなっているように感じました。 キャプテンだったボランチのレノンの統率力や守備力は大きかったし、 グラベセンのダイナモぶりもセルティックには欠かせませんでした。 しかし、今シーズンのセルティックには、 レノンやグラベセンの代わりとなるような選手がいませんよね。 そこが苦しいところかなと思います。 そう言えば、水野はどうしたのでしょうか?(苦笑) 全くその存在を感じませんが、 やはり今はまだ戦力外、構想外ということなのでしょうか? こういう試合でこそ水野のような若手を起用するチャンスだと思うのですが、 でも、そう感じるのは私が日本人だからなのかもしれませんね・・・(苦笑) 一方、バルセロナの方ですが、 この試合の前にリーグ戦でA・マドリードに「2-4」というスコアで負けたことが、 逆に、怪我の功名みたいな状態になって、プラスになっていたかなと思います。 無理しなくてもよいという状況もありましたが、 無謀な攻撃もせず、とても慎重かつ冷静に戦っていましたね。 2試合続けて悪い内容の試合をしたら、 厳しいバルサファンは黙っていないでしょうからね。 メッシの怪我という大きなアクシデントはありましたが、 まあ、実力通りの結果と内容の試合だったかなと思います。 それにしても、1st.legと2st.legを振り返って、 今のバルセロナの脆い守備の状態ならば、 昨シーズンのレノンとグラベセンがいたセルティックだったら、 もしかしたら金星を挙げていたかもしれない、 少なくとも、 もう少しバルサを苦しめられる試合ができていたのではないかと思うと、 少し残念ですね。 守備力が弱くなったり、 中盤でのプレス力が弱くなってしまうと、 セルティックというチームがCLで勝ち進むのは難しいと思います。 俊輔にしても、 そのような助けがないと活躍できない選手ですから、 もしかしたら今シーズンは昨シーズンよりも苦しいシーズンになるかもしれませんね。 この試合であっても、 俊輔が中央からサイドへ動いてボールを受けた時には、 チャンスの一歩手前のような形にまではなっていたので、 そういう動きが常にできるかどうか、 それがキーポイントになってきそうです。 このブログは皆様の応援で継続されています。 記事の内容が「興味深い、賛同できる」と思いましたら、 ◎ サッカー人気ブログランキング ◎ ○ サッカー FC2 Blog Ranking ○ への応援クリック投票をポチッと宜しくお願い致します。
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いまさらで恐縮ですが、鋭い分析ですね。
特に、俊輔に関する部分は私もほぼ同じ意見です。 試合後のインタビューで、俊輔が「できる限りのことはやったし、楽しくやれた。1st.legよりは良かったと思う」的なことを言った時はガッカリしました。 1トップのトップ下はFW的な動きが求められるのに、俊輔はそれができていなかった。 だから、点が取れる雰囲気じゃなかった。 そういうことを理解してないみたいで、哀しかったです。 |
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