ベンゲルとストイコビッチと名古屋グランパス。
ストイコビッチが名古屋グランパスの監督となり、
そのピクシーが現役だった頃のベンゲル名古屋は如何様であったのか、
もしかしたら興味をお持ちの人もいるかもしれないと思い、
今回は過去に書いた関連記事を掲載してみました。
グランパスの個人的な見解での歴史にも簡単に触れています。

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アーセン・ベンゲル時代の名古屋グランパスを分析

ベンゲルは如何にして名古屋を強くしたのか? 其の壱

ベンゲルは如何にして名古屋を強くしたのか? 其の弐

ベンゲルは如何にして名古屋を強くしたのか? 其の参

ベンゲルは如何にして名古屋を強くしたのか? 其の四

懐かしの外国人選手特集 名古屋グランパス編


○ ベンゲルが去った後の名古屋Gについて「1997〜2005」


1996年にベンゲルはチームを去りましたが、ストイコビッチは2001年まで名古屋に残りました。しかし、ストイコビッチ個人としては相変わらず輝いていたものの、名古屋自体はなかなかベンゲル時代のような輝きを見せることは少なくなっていきました。1999年、ジョアン・カルロス時代に再度輝きを見せましたが、それ以降は鳴かず飛ばずのチーム状態を続けていたと言ってもよいと思います。2000年にはフロント側との確執により、平野、望月、大岩、などがチームを去り、2001年にストイコビッチが引退すると、そこで名古屋からベンゲルの色が完全に消えたと言えます。ベンゲルが去った後は、1999年に、楢崎、山口、ロペス・ワグナー、などを獲得したり、さらに、藤田、秋田、岩本、など他クラブのベテラン選手の補強でチームの躍進を図ったりましたが上手くいかず、その強化方針の陰で優秀な若手選手が伸び悩み、ウェズレイやマルケスなど活躍した外国籍選手もいましたが、ベンゲル時代の、トーレス、デュリックス、ストイコビッチ、などと比べれば見劣り感は否めず、元ブラジル代表ルイゾンなどを獲得したこともありましたが、さしたる活躍も無くチームを去りました。1997年から2005年までの間、何よりも苦しかったのは、これは個人的な見解ですが、若手選手の育成が上手くいかなかったことにあるのではないでしょうか。トヨタという巨大企業が主の為、資金力が豊富であったぶん、次々と大型補強や有名な監督を招聘しましたが、チームの方向性としては一貫性を欠いてきました。2006年になって阿部や本田圭祐など有能な若手が出てきましたが、今はレイソルへ移籍して活躍している古賀なども、ボランチをやらされたりFWをやらされたり、本人の能力が伸び悩んでいたこともありましたが、苦しい起用法に苦しんでいたと言えます。そんな状態で1997〜2005年まできましたが、2006年、ヨンセンというFWを獲得したことでやっとチームとしての方向性が見えてきた感があります。


○ 06’試合分析&総括


名古屋Gvs大宮A 第25節

名古屋Gvs浦和R 第31節


チーム総括:今季は優勝争いに絡むこともなく、あまり目立たない一年でしたね。本田圭がいなかったら話題的に寂しい一年だったかもしれません。しかしそれでも7位という成績は、良いのか悪いのかよくわかりません(笑) 引分けが多いようですが、なんだか可も無く不可も無くという無難な感じがデータからも読み取れます。攻撃は、ヨンセンという絶対的なポストプレイヤーが機能しているので、そこをどう生かしていくのかが、来季のポイントとなりそうです。守備陣は補強が必要でしょう。ボランチも含めて、もっと効果的な仕事ができる選手を補強するべきだと思います。


○ 07’試合分析&総括


名古屋Gvs浦和R 第12節

FC東京vs名古屋G 第13節

名古屋Gvs川崎F 第14節

名古屋GvsG大阪 第24節

清水Svs名古屋G 第28節

ホンダFCvs名古屋G 天皇杯5回戦


チーム総括:フェルホーセン体制で今季も挑んだ名古屋でしたが、昨季よりも成績は低迷。ヨンセンが不在になると攻撃力が格段に落ちてしまうことは、監督としての手腕が、少し足りなかったかなと思います。たった1人選手の不在でチーム力が落ちてしまうチーム作りでは厳しいように思いますから、解任も止む無し、という感じです。守備選手の戦力不足が顕著で、そこを解消しない限り、ピクシーでも厳しいように思いますね。と言うよりも、ピクシーなら尚更厳しいような気がします。名古屋フロントはきちんと補強ができるでしょうか? ピクシーは世界レベルの選手を連れてくる可能性もあれば、賞味期限の切れた選手を連れてくる可能性もあるので、そこはきちんとした対応が必要かなと思います。
選手総括:ヨンセン以外の選手で言えば、杉本、玉田、本田圭、藤田、キム、などが私の中で印象に残りましたが、100%だったかと言えば、なかなかそうではなかったかなと思います。杉本は前半だけ、玉田は終盤だけ、本田圭は波が有り、藤田は無難にこなしていたとは言え不慣れなボランチ、キムも波が有りと、シーズン通して活躍した選手というのはいなかったかなと思います。さて、ストイコビッチ監督でどうなりますかね・・・?


○ アーセナルのベンゲル


ベンゲルは名古屋を去ってから、ずっとアーセナルの監督で有り続け、2008年現在でも同クラブの監督であります。では、その今のアーセナルのサッカーとベンゲル時代の名古屋のサッカーに大きな違いがあるのかと言えば、個人的には全く無いと思っています。「4−4−2 DB型」で、FW2トップが縦関係となり、「4−5−1 DB型」に近いシステムであります。フラットな4枚DF、フラットな4枚MF、SHには縦に勝負できるサイドアタッカータイプの選手かドリブラーを置き、高めに保ったDF4枚+MF4枚の守備ブロックから、FWの高い能力を起点とした攻撃、SHの攻撃参加、ダブルボランチ1枚の攻撃参加、これが基本的なスタイルです。SBは守備を重視していますが、攻撃参加が少ないというわけではありません。カウンターかポゼッションかと問われれば、それは判断が難しいのですが、基本的にはカウンターであり、しかし、アーセナルには技術力の高い選手が揃っていますので、名古屋時代よりは華麗なパス回しが見られます。但し、ベンゲルサッカーの弱点を挙げるとするならば、攻撃が単調になりがちである、守備では浅いDFラインの裏を突かれる、ということだと思います。ベンゲルのアーセナルがプレミアやCLで圧倒的な強さを見せられない、その原因はそこにあるのかなと考えています。チェルシーほどガチガチの堅守でもなく、マンチェスター・Uほど爆発的な得点力がある訳でも無し、そこがネックですね。ベンゲル時代の名古屋が、天皇杯は優勝しましたが、リーグを連覇する程の黄金時代を築くまでに至らなかったのは、同様の原因だったかなと思います。


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【2008/03/11 11:45】 | ショートコラム | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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