「だからこそ賢くやる」 オシムの言葉16
 2006年5月18日、千葉vs新潟(0−0)、
試合前のミーティングにて。
 自分たちを信じないとサッカーなんてできない。
だからこそ賢くやる。
ここでだれがどのように動くか話したって、
グラウンドで出来なければ意味が無い。 

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<動いて、賢く>

かなり前ですが、
「チーズはどこにいった?」
という絵本のような小話のような、
そのような本が、
ビジネスマンの間で流行りましたが、
その中で私が共感したのは、
ネズミの行動でした。

ネズミは失ってしまったものを、
いつまでも悔やんで、
再び現れることをじっと待っていることもしないし、
どこにチーズがあるのか、
考えてばかりで行動しない、
ということもありません。

とにかくチーズを探して、
しらみつぶしに探し回ります。
一見するとこのネズミの行動は、
非効率で間抜けな行動のように思いますが、
もしチーズが本当に、
どこかに存在しているならば、
きっといつかは必ず見つかるはずです。

しかし、
我々は人間ですから、
ネズミよりも高い知能を持っているので、
また、
我々が相手にするのは人間ですから、
何も考えずに行動するということでは、
成功を掴むことができませんよね。

けれども、
ネズミの行動力というのは、
見習うべきところがあります。

要するに、
大切なのは、
まず行動すること、
動くこと、
つまり、
サッカーで言えば、
走ること。

まずは動かなければ、
走らなければ、
相手に勝つことはできないわけです。

しかし、
ただ走るだけでなく、
だからこそ賢くやる、
つまり、
走りながら考える、
ということが重要だと言えます。

常にプレーしながら、
動きながら、
状況を判断し考える、
それができる人が、
本当に賢い人であり、
インテリジェンスに優れた選手、
ということなのだと、
私は思います。

しかし、
試合前のミーティングで、
誰がどのように動くのか、
それを確認することは、
重要だと思います。

けれども、
結局それがピッチで出来なければ、
意味が無い、
ということですね。

90分間、
もしくはそれ以上、
常に何かを狙っている、
集中力を保って、
走りながら考える、
それができるようになった時、
その選手は一流選手になり、
自信を持ってプレーできる選手に、
なるのだと思います。

賢く動く前に、
動いて、
賢く、
それが重要なポイントだと、
私は考えています。


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【2008/05/16 11:45】 | オシムの言葉 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<アルビレックス新潟分析 | ホーム | 「自分の馬を信じろ」 オシムの言葉15>>
コメント
プーアールさん、コメントありがとうございます。

こんにちわ。シンプルな作業をいかに高いレベルでできるのか、選手であっても監督であっても、それが重要ということですよね。これからも応援よろしくお願い致します。
【2008/05/17 00:12】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
こんにちわ^^
jubeさん

いつも興味深く拝読させていただいております。

『チーズ・・・』におけるネズミの評価、実に面白いですね。

『篩にかける』という言葉があります。
粒状のものを大きさによって選り分ける事を指しますが、まず走れる粒が残るわけですね。
そして、次は走れる中でも同時に考える事のできる粒が残る。
そして適度な数になった粒を磨き上げていく。
とてもシンプルな作業ですが、作業前から明確なビジョンが無ければ、篩を想定することすらできません。

現代表監督は、この篩すらブレてしまっているようです。

あなたのようなロジックや概念を提議してくれる方は非常に貴重な存在です。

コメントする事はそんなにないかもしれませんが、今後も興味深く拝読させていただきますので宜しくお願いします。^^
【2008/05/16 18:20】 URL | プーアール #-[ 編集] | page top↑
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