仮想72試合データで日本代表を分析
実際のデータを基にして、
仮想72試合データを導き、
トルシエ、ジーコ、オシム、岡田、という日本代表を分析し、
岡田ジャパンの未来を予測してみたいと思います。

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○ 実際データ

トルシエ 52試合24勝11敗17分 86得点48失点 得率1.653 失率0.923 勝率0.461
ジーコ  72試合37勝19敗16分114得点71失点 得率1.583 失率0.986 勝率0.513
オシム  20試合13勝5敗2分 34得点14失点 得率1.700 失率0.700 勝率0.650
岡田   9試合4勝1敗4分 11得点4失点 得率1.222 失率0.444 勝率0.444

○ 仮想72試合データ

トルシエ 72試合33勝15敗24分120得点63失点 
ジーコ  72試合37勝19敗16分114得点71失点
オシム  72試合47勝18敗7分122得点50失点
岡田   72試合32勝8敗32分 88得点32失点

まあ、実際のところ、岡田ジャパンはまだ9試合なので、未来の成績を予想するのは強引なところもありますが、いちおうやってみたいと思います。上記の仮想72試合データとは、それぞれの代表が72試合戦ったとしたら、このような戦績になるのではないかという、極めて簡単な計算の上でのシュミレーション数字です。尚、以下の分析は、この仮想72試合データを基にしていきたいと思います。


○ トルシエジャパン

ジーコジャパンと比べて、得点が多く、失点が少ない、ですが、勝数はジーコジャパンの方が多い、となっています。結局、フラット3自体は攻撃的な守備方法ですが、全体としては7人で守り3人で攻めるという縦ポンサッカーだったので、守備的であり、そのために引き分けが多く、勝ちが少なくなっていたのだと思います。但し、自国開催で対戦相手にも恵まれたということもありましたが、ジーコジャパンよりは堅実であったが為に、W杯で決勝Tまで進めたのだと考えることもできます。


○ ジーコジャパン

トルシエジャパンと比べて、勝数も多いが負数も多い、ということで、大味なサッカーであったことが、データからも判ります。しかし、仮想72試合でシュミレーションしてみると、得点数ではトルシエジャパンの方が少し上回るという結果が出ています。この辺りがジーコジャパンの微妙さというものを出していたのだと思います。得点力不足ということも最後まで言われました。要するに、堅実さというものはありませんでしたが、勝負強さというものはあった、ということですよね。確かに印象としても、そのような印象があります。フェネルバフチェの07−08CLも、見ていないので何とも言えませんが、そのようなことだったのかなと想像します。但し、その内容を問わない勝負強さというものが、アジアカップでは発揮されたのに対し、ドイツW杯では発揮されなかったのが、アジアと世界の差なのかもしれません。


○ オシムジャパン

トルシエジャパンとジーコジャパンと比較して、オシムジャパンが、勝率、得点率、失点率、全てで前2つの日本代表を上回っていたことが分かります。仮想72試合データでも、トップの数字が出ています。特筆すべきは引き分けの数で、オシムジャパンは比較して引き分けの数が少ないですよね。負け数的には大きく変わりませんが、引き分け試合を勝ちに結び付けていたことが分かります。守備組織の完成度が高かったという印象のオシムジャパンですが、リスクを背負って攻撃しなければば勝てない、というオシムの哲学が、データ的にも出ていたと言えそうです。トルシエと比べて勝ちに意欲が高く(攻めのリスクを恐れず)、ジーコに比べて守備組織の構築が巧みで、やはり前の2つの代表よりも、良い結果が出せる日本代表を作っていたと言えそうです。しかし、そこで疑問となってくるのが、それならばなぜ、オシムジャパンがアジアカップで優勝できなかったのか、ということでありますが、やはり、そこには、アジア、特に中東のレベルが急速に伸びて来た、ということがあったのかなと思います。トルシエ、ジーコ、という時代までは、日本代表が中東を追い越して伸びて来ました(特に選手の能力)が、つまり、その間、中東のサッカーレベルは停滞していた、ということであったと思いますが、最近では、欧州の組織的なサッカーも身に付け、帰化選手などを増やすことによって、日本代表に再び追い付き、追い越してきつつある、というのが現実なのかなと思います。この事実は極めて大きく、もしこの私の分析が正しいのだとしたら、日本代表が再びW予選で大きな苦戦を強いられることを示しているということで、厳しい現実が待っているかもしれない、ということでもあると思います。


○ 岡田ジャパン

9試合の戦績を基に72試合の戦績をシュミレーションするというのは、かなり強引な面もありますが、いちおうその仮想72試合の予想仮想戦績を見てみると、失点率は低いですが、とても厳しい結果、厳しい未来が待っている、ということになりますね。また、仮想72試合データでは負数8となっていますが、それは有り得ないと思いますので、最低でも7〜8試合はそこから負数が増え、その分、勝数と引分数が削られてくるとなれば、4つの代表の中で最低の戦績が出る可能性もありますよね。仮にそこまで負数が増えないと考え、更に、オシムジャパンと比較しなければ、勝数的にはトルシエジャパンやジーコジャパンと、それ程変わらないということで、とりあえずそこには安心感を覚えなくもないですが、しかしそれは、結局日本代表はトルシエジャパンやジーコジャパンから強くなれないということでもあり、やはり厳しいことに変わりはないと言えると思います。また、引き分けが多く、失点が少ない代わりに、得点も少ない、という、堅実というのか、面白味の無いというのか、そのようなサッカーであるということは明確に言えそうです。これが結果として、良い方向へ出るのか、悪い方向へ出るのか、それはこの引き分け試合を、実際の試合で、勝ちにするのか、負けにするのか、それで天と地ほどの差が出てきそうですね。そう言えば、フランスW杯では、アルゼンチンとクロアチアに「0−1」で負け、ジャマイカに「1−2」で負けましたが、悪い方向へ出ると、こうなる、ということなのだと思います。いや、その前の試合から、中国「0−2」、韓国「1−2」、パラグアイ「1−1」、チェコ「0−0」、ユーゴスラビア「0−1」、という戦績に10年前はなっており、最後の8試合は、0勝6敗2分という戦績で終えているので、このような戦績で終えた監督を、いかに10年が経って、その間にマリノスを優勝させたという実績を残したり、当時の選手より今の選手の方が実力的に高いとは言っても、成長してきたのは日本だけでは当然なく、その間にアジアも世界も成長してきているので、再び代表監督に選ぶことには、大いに疑問を感じざるを得ませんね。ここまでの9試合を考えても、10年前から変わっていないことが如実に表れていますので、その思いは強くなるばかりです。


○ 後記

さて、この仮想72試合データを基にした分析、いかがでしたでしょうか? 岡田ジャパンのデータを見て、その未来を予測すると、落ちてしまいそうですね・・・(苦笑) あくまで9試合を基にした展望なので、そうならないことを祈りたいところです。でもやっぱり、監督代わって欲しいなぁ・・・(切実)。


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【2008/05/30 11:45】 | 岡田ジャパン考察 | トラックバック(1) | コメント(5) | page top↑
<<[4] J1第13節までの総括 | ホーム | 日本代表考察 システム戦術編>>
コメント
岡田のサッカーはジーコジャパン化しつつある。

実際タレント並べて、その選手頼みのところがある。ジーコと違うのは守備に関して意思統一を図っている点だけ。これはこれで悪くないのだが、メリハリのない動きが連続する為、選手達の体力が続かない。ここ数試合立ち上がり30分は良いものの、30分を過ぎると相手が日本のリズムに慣れ、日本選手の体力低下も相まって、一気に停滞する。

経験豊富な選手が「残り3分の1」の所で仕掛けることが必要であり、そこまでは上手く組み立てることに重点を置かなければ行けないと言っていたが、まさにその通りである。組み立て段階で無駄にボールロストすることは、チームからリズムを奪う。オシムはチーム作りの1年半で、「残り3分の1」までのビルドアップを重要視していたが、これがどれほど重要なものか、今になって改めて痛感する。

今の戦い方ではアジアには通用しても世界では通用しない。そんな悲壮感が、コメントを残す経験豊富な何人かの選手から感じ取れた。


ただ代表辞退に関してはコンディションの影響が大きい。今年はオフ期間が短く1月に急ピッチで身体を仕上げたことが、怪我をしやすい身体にしている。

代表引退者については、元々選考自体に疑問符のついた坪井は単に実力不足で落ちたと見るほうが全うな見方。今は浦和でもレギュラーは厳しい状況。加地はもっとアグレッシブにプレーしなければいけなかったのに、昨今は慣れから無理しないプレーに終始していた。競争させることで更なる飛躍を期待したが、本人が限界を定めてしまった。誰が監督でも同じ結末を迎えたと思う。逆にこういう選手を選び続けることは、チーム・選手、双方に停滞を招き良くない。
【2008/06/02 06:51】 URL | tei #-[ 編集] | page top↑
Caesarさん、コメントありがとうございます。

テンカーテという人物について、私は詳しくありませんが、とにかく優秀で日本を成長させてくれる監督に来てもらいたいですよね。
【2008/06/01 23:33】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
私も監督代わって欲しい派です。
このエントリを詠んで一層そう思いました。

次の監督はテン・カテとかはどうでしょうか。
ちょうどチェルシーが解任したみたいですし。
実績は申し分ないし、
確か3,4年前の記事でテン・カテは日本通ということと「日本代表を任せてくれれば立て直す自信がある」みたいな発言を詠んだような気がします。
【2008/06/01 06:17】 URL | Caesar #-[ 編集] | page top↑
takumiさん、コメントありがとうございます。

岡田ジャパンの魅力、それは・・・、何でしょうね? (苦笑) だから岡田色とか俺流とか言われても、ピンとこないのでしょうね。
【2008/05/30 23:09】 URL | 管理者jube #-[ 編集] | page top↑
自分も岡ちゃんではなーっ・・・て感じです。

代表辞退する選手も最近多いですよね。加地さんや坪井も代表引退したし・・・

「岡田監督の下でプレー・・・メリットあるのか?批判浴びて怪我して、調子崩してクラブでスタメン落ちするだけじゃないのか?」

自分が選手だったらこう考えて、辞退すると思います。
実際に代表に呼ばれていたのに、その後は落ちぶれてしまう選手とかもいるのが現実ですし・・・

岡田JAPANの魅力って何なんだろ?
思い浮かばないです・・・


【2008/05/30 20:29】 URL | takumi #-[ 編集] | page top↑
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