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大人の為の大人なサッカー分析考察ブログです。日本代表、五輪代表、ユース代表、海外試合、Jリーグ。
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日本代表考察 選手選考方法論編
このことに関しましては以前に、
「代表を作る3つの方法」、
こちらの記事で書きましたが、
今回はその改訂版と言うのか、
最新バージョンです。

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○ 日本代表のベースを作る選考とは?

このことに関しましては「代表を作る3つの方法」こちらの記事で書きましたが、この記事の中で3つの方法として「①得意とするシステムとスタイルに選手をあてはめる」「②1つのクラブをベースとする」「③現状最高の選手を集めてみてから考える」という3つの方法を挙げ、それぞれ3つの要素は必ず内包されてくるものですが、ベースをどれにするのか、ということを論じてみました。では、現状の日本代表を考えた場合、どれを第一のベースとするのがベストなのでしょうか? それを考えてみたいと思います。


① 得意とするシステムとスタイルに選手をあてはめる

これは「監督の」ということですが、これはその監督がそのシステムとスタイルで高い実績を挙げていることが前提となりますよね。つまり、これをベースとする場合には、協会が名実共に兼ね備えた監督を招聘しなければならないことになります。では、トルシエの場合はどうだったかと言えば、高いと言えるかどうか、これは微妙なところです。アフリカでは結果を出していたようですが、高いレベル、もしくはJでは実績を残していません。しかしワールドユースでは結果を出しました。それならジーコはどうか? 今でこそフェネルバフチェで結果を出していますが、当時は監督として名実の実績は当然皆無でした。しかし鹿島の総監督としては結果を出していたと言えます。ではオシムは? オシムに関しては欧州でも日本でも名実共に実績がありました。しかし千葉をナビスコ杯では優勝させたものの、J1リーグでは優勝を成し遂げていません。それでは岡田監督はどうなのか? フランスW杯出場、札幌J1昇格、横浜FMJ1連覇、確かに実績としては申し分無いところです。しかし、ここでおそらく多くの人が反発心を抱くと思います。私もそうです。それはなぜかと考えれば、やはり人にはスタイルや戦術に好き嫌いがあるからなのだと思います。トルシエのような規律とフィジカル重視のサッカーが嫌い、ジーコのような個の力頼みのサッカーが嫌い、オシムのような運動量とボリバレントを重視したトータルフットボール的サッカーが嫌い、岡田監督のような堅守カウンター縦ポンサッカーが嫌い、まあ、それぞれの監督のスタイルについても、私が簡単に書いたようなものではない、という意見もあるとは思いますが、要するにスタイルの好みは千差万別ということですね。そうなってくると、結果を出している時は良いですが、ひとたび結果が伴わなくなってくると、痛烈な批判が巻き起こることになります。そして、もっと大きなことは、得意とするシステムとスタイルに選手をあてはめる、ということは、それによって、人気があっても、結果を出して活躍していても、その監督のスタイルやシステムに適さなければ、呼ばれないことが有り得る、ということです。これはおそらく一番の問題点であり、火種になるところだと言えます。つまり、この方法で代表のベースを作ることは、かなり高いリスクを伴う、ということです。かなり監督のワンマン、トップダウンの代表作りになりますから、結果だけでなく内容が悪い場合にも、常に批判の的になることが考えられます。伝統的なスタイルというものが確立されていない日本代表においては、強豪国のそれよりは批判は少ないと思いますが、逆に、常に、それでいいのか? それが日本らしいサッカーなのか? 日本人選手に適したサッカーなのか? と問われ続けることになると考えられます。。


② 1つのクラブをベースとする

この方法をベースとして代表を作る利点としては、1つには、代表というのは練習期間というものが限られていますので、最初から連携の良い選手で代表を作れる、ということですよね。もし海外組の選手が、世界でもハイレベルと言える選手で、サッカーIQが高いならば、次に挙げる「③現状最高の選手を集めてみてから考える」という方法がベストなのだと思いますが、残念ながら現状では、日本選手はそこまでレベルが高く無いので、最初から連携の良い選手で代表を作れる、ということは大きなメリットとなり得ると考えられます。この方法を採用する場合には、あくまで海外組の選手というのは、ベースを作った後から当てはめてみる、ということになると思います。しかし、この方法で問題となってくるのは、当然、どのチームをベースにするのか、ということですよね。トルシエなどはJのクラブではなく、自ら率いて準優勝したユース代表のチームをベースとしましたから、そういうアプローチの仕方もあります。まあ、とりあえずそれは置いておくとして、Jのクラブをベースとすることを前提として考えてみますが、やはり、どこのチームをベースにするのか、それは大きな悩みどころであります。なぜならば、ベースとするチームは、成績やスタイルだけでなく、選手の個の能力も充分なものでなければならないからです。例えばジーコは鹿島の選手を重用しましたが、その当時の鹿島はあまり良い成績を収めておらず、その起用が批判を呼びました。さらに、オシムに関しても、千葉の選手を重用しましたが、やはりイビチャ・オシムが去った後の千葉は成績が低迷しており、選手の個の能力においても、本当に他の選手を差し置いてまで選ばれるべき能力を持った選手であったのか、批判が多くありました。もっと過去に遡れば、ファルカン時代、ファルカンは時間が無かったこともあり、当時好成績を収めていたベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)の選手を中心に代表を作りましたが、成績内容共に悪く、早々に解任となってしまいました。日本代表監督には日本の選手のことを良く知っている人物を、というのはこの出来事からきているように思います。このように、どこのチームをベースにするのかは、とても難しい判断であり決断であると言えます。例えば現在を考えてみても、最も良い成績と内容のサッカーをしているのは名古屋でありますが、では名古屋の玉田、小川、阿部、中村、竹内、吉田、青山、という選手たちを呼んでフル代表のスタメンを作れるのかと言えば、なかなか難しいところがあります。それはFC東京であっても同様だと思います。そうなってくると、候補としては、鹿島、浦和、川崎、G大阪、ということになるのかなと思いますが、どこを選択するのは、かなり難しいと言えます。また、鹿島とG大阪を選ぶなら「4-4-2」、浦和と川崎を選ぶなら「3-5-2」ということもありますよね。そうなってくると選ぶ基準は個々の選手の質ということになりますが、これは人それぞれ違いはあると思いますが、やはり浦和ということになりますでしょうか? 高原、永井、田中達也、三都主、相馬、鈴木、阿部、闘李王、それに梅崎、更に長谷部、これだけ揃っていると、後は右サイドとCBとGK、ここだけをあてはめればよくなりますよね。鹿島の場合は小笠原と内田、川崎の場合は憲剛、それ以外の選手というのは、あくまで個人的にですが、主力として代表へ召集するのには躊躇するところがあります。そして最後に、この方法の最も危険な面は、ではそのベースとしたチームの成績が悪くなってきたらどうするのか? というところにもあります。


③ 現状最高の選手を集めてみてから考える

代表をどのベースを基本として作るのか、最も理想的なのはこの方法だと言えるのではないでしょうか。高原(海外組と考える)、松井、俊輔、小野、本田圭、水野、稲本、長谷部、中田浩二、宮本、海外組みだけでも10人フィールドに並べることが可能です、例えば、

FW:高原
MF:松井 小野 俊輔
MF:稲本 長谷部
DF:本田 中田 宮本 水野

こう考えれば可能と言えば可能です。DFラインのところだけ、例えば、中田、闘莉王、中澤、駒野、と変えれば何の問題も無いように思います。このような日本代表になれば、ドリームチームと呼ばれ、日本代表人気もUPするかもしれませんね。但し問題は、やはり、このようなメンバーがフルに揃って試合ができる、練習ができる、それはほとんど無い、ということだと思います。また、海外のクラブに所属していても、試合に出ていない選手はどうなのか、ということも問題になってきます。そして果たして、現在海外リーグにいる選手が、本当に現状で最高の日本人選手たちだと言えるのか、それも議論を呼びそうです。山瀬は? 小笠原は? 大久保は? 鈴木は? 阿部は? 今野は? 将来有望な若手は? 色々な声が上がってくると思います。ジーコジャパンの時の失敗も記憶に新しいですから、本当に海外組中心で良いのか? 国内組中心の方が良いのでは? そのような議論も必ず起きてくると思います。


○ まとめ

結局、個人的な考えとしては、②をベースとして、つまり、現状Jで最も良い結果と内容のサッカーをしているクラブの選手を中心に、スタイルやシステムもそこをベースとして、①のこととバランスを取りながらチームの基礎を作っていく。そして、海外組の選手を加えながら、最終的には③のような形でチームを完成させていく。という方法が選手選考の方法としてベストなのではないかと思います。


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Author:jube
人間学と心理学をベースに組織成功理論の探求をライフワークとしています。サッカーは人生の縮図である。サッカーには人生の全てがある。そんな言葉を胸に日夜サッカーの分析研究に勤しんでいます。サッカーの試合や選手の分析から人生に役立つ何かを見つけ出したい、学びたいという方は是非御覧下さい。

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